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PHEV ブログ

アウトランダーPHEV乗りのブログです(自称 発売以来PHEVを最も長く乗り続けている男の1人)

雪による立ち往生のリスクを考えるとEVよりもPHEVか?(2022年冬版)

EVは今や選択肢の大きなひとつになっていますが、
弱点は冬、そして雪だと言われています。
今年も雪の立ち往生のニュースが聞こえてくると
EVは大丈夫か?と心配の声が、



 大雪により、新潟県内で立ち往生が発生。柏崎市の国道8号では一時、渋滞が22キロに及んだ。長時間車内での待機を余儀なくされる状況に、ネット上では、「電気自動車は大丈夫か?」とEVを心配する声が上がった。EVには一酸化炭素中毒の危険がないというメリットはあるものの、ガソリン車に比べてぜい弱なのだろうか。
2022雪立ち往生 新潟

 記録的な大雪となっている日本海側で発生した大規模な立ち往生。本格的な冬到来を迎える中、想像を絶する豪雪に言葉を失うと同時に、移動の足の確保に不安が募っている。
 渋滞は徐々に解消されつつあるが、一方で、ネット上で目立ったのはEVドライバーの身を案じる声だった。
「どれくらいバッテリー持つんだろう?」「今年も雪で立ち往生か… あれ起きちゃうと電気自動車なんて無力だよね」「少なくともこの国には向いてないわ」「電気自動車なら、凍死してた」「電気自動車を考えていたけど、立ち往生中のニュースを見てたら検討し直した方が良さそう」「電気自動車、冬は無理」といった心配の声が続出。
 主な理由は、必ずしも車がフル充電されているとは限らないなかで長時間、身動きが取れないときのバッテリー切れを挙げている。寒冷地ではバッテリーの減りが早いとされ、極限状態でどこまで車が耐えることができるのか、関心が高まっている。
bz4x ソルテラ ekクロスEV サクラ

 政府はEVの普及を推進。購入時に補助を受けられ、税金も安いなどの優遇がある。欧米を中心に脱炭素の流れが加速しているためだ。
 雪によるスタックで動けない場合、ガソリン車なら万が一のときでも携行缶による補給がある。EVは充電できず、雪のみならず災害そのものに弱いという指摘もかねてからある。
 半面、「一酸化炭素中毒になるリスクを考えると、ガソリン車よりもEVの方が雪に強い」「シートヒーターだったら電気少なくて済む」とメリットを挙げる声もあった。
 自動車に精通する整備士は、ENCOUNTの取材に、立ち往生でのEVについて、「にっちもさっちもいかなくなっちゃう。航続距離が長くてもあれだけの寒さの中でヒーターたいて待っていれば、携帯と同じで充電はなくなりますよね。充電がないと車は動かないわけで、EVクイックという充電スポットがありますけど、地方はインフラも整備されていない。車自体が発熱もしないだろうから、ボンネットの雪も解けにくいだろうしね。地方で100%のEVはちょっとまだ厳しい」との見方を示す。

「雪国行くときは、“ガソリンが半分になったら必ず満タンにしろ”と昔はよく教わりましたよね。世界を見ると、EVは都市圏に人気。地方に行っちゃうと、充電設備が少ないので、化石燃料とかディーゼルエンジンに頼るしかない」と続けた。
➡︎□元記事に




以下に2021年のベストかー記事を再掲載します。



■立ち往生したらEVはどれくらいもつ? 電池容量で大きく左右される持久力
雪立ち往生 EV PHEV 電動車両

 2020年12月に発生した大雪による関越道の長時間通行止めでは、幸いなことに閉じ込められた車両に電気自動車が含まれていなかった。
 もし雪の中で40時間程度動けなくなったとした場合、電気自動車はどうなるだろう? ケーススタディをすると相当厳しい状況になりそうだと判明した。以下詳しく紹介していきたいと思う。
 当然ながら吹雪の中で待機する状況になったら暖房が必要になってくる。電気自動車の暖房を稼働させようとすれば、1kWh程度の電力使うことになります。10時間で10kWh。現在最も大きな容量の電池を搭載している日産『リーフe+』は62kWhなので、フル充電状況なら60時間近く持つ。リーフ級のガソリン車だとアイドリングで1時間800ccくらい。

ピュアEVの日産リーフ。大容量バッテリーの搭載で、ガソリン車並みの航続距離の確保や家庭用蓄電池としての機能がウリ。満充電では、一般家庭での一日あたりの使用電力量を約12kWh/日とした場合、4日間の電力をまかなえる
 ほとんど同じ条件だと考えていいんじゃなかろうか。電気自動車もガソリン車も残燃料/残電力によって違うことを考えたら、その時の運のようなもの。ただし! 電池容量が少ない電気自動車だと、なかなか厳しくなってきます。例えばホンダ『ホンダe』や、間もなく発売されるマツダ『MX-30 EV』は電池容量35.5kWhしかない。

 しかも全体の90%くらいしか使えないため実際に使える容量で言えば32kWh程度。加えて高速道路を走っている状況だと80%を下回っていると考えていい。急速充電した直後で80%以下だし、近所のインターから乗った直後だって80%以下になっている。除雪が済んで開通したあとも自力で急速充電器に辿り着かなければならない。
 35.5kWhだと電池残量が80%残っていたとしても20時間が立ち往生の限界。40時間の通行止めだと間違いなくもたなかっただろう。ここまで読んで「ガソリン車のようにヒーターを入れたり切ったりすればいいのでは?」と思うかもしれない。電気自動車で一度ヒーターを切ると、次にオンにした際は立ち上げに大量の電力を喰うのだ。
 いずれにしろ、電池容量の少ない電気自動車だと立ち往生に遭ったら厳しい。途中でガソリン補給するようなことだってできない。カーボンフリーに向け今後電気自動車が増えて行く中、吹雪で遭難するようなら使いモノにならないと判断する人も少なくないだろう。果たして電気自動車で雪道を走るときの解決策はあるのだろうか?

■立ち往生を想定して EVだから必要な3つのポイント
雪立ち往生 EV PHEV 電動車両

 結論から書くとあります。家屋より断熱性能の低い自動車は、車内全体を暖めようとしたら前述の通り大量の電力を消費する。
 家庭用の100Vなら1000Wというイメージ。けれど電気毛布など電力消費量の少ない暖房用具を使うなら圧倒的な電力と言ってよい。電気毛布を「強」で使って30W程度しか消費しない。敷き毛布と掛け毛布を使っても60Wだ。
 実際はスタンバイ状況のキープで電力を消費するため、300W+α程度使うけれど、この程度の電力なら40時間で12kWh。35.5kWhで残量が半分あったら50時間(2日間以上)もつ。しかも電気自動車だと排気ガスを出さないため、クルマの周囲が雪で埋まって閉まっても排気ガスにより生命を失うこともない。むしろ雪に埋もれたら風で冷やされない。
 電気自動車の本格的な普及が始まる2030年代になると、電池技術も進みコストだって低くなる。多くの電気自動車は50kWh以上の電池を搭載することだろう。そうなったらバッテリー残量半分でも3日間くらいの立ち往生なら問題なし。ガソリン車よりずっと安全で快適な「立ち往生ライフ」を送れるんじゃなかろうか。

さらに電池技術が進めば電池残量に悩まされずに長期間過ごすことも可能となるのか?

 ということで、すぐ始めるべきなのは電気自動車で立ち往生した時の対応策だと思う。前述のとおり、関越道の40時間通行止めには電気自動車が含まれていなかったものの、電池容量少ない従来型リーフなどで遭遇したら深刻な状況になったことだろう。
➡︎□元記事に



うーむ。これを読むと
ピュアEVは、大雪時の遠出は心配になりますね。
その点、いざとなるとガソリンが使えるPHEVは、
エネルギーリスクヘッジがされている
全天候型電動車両と言えるでしょう。
勿論、電気毛布はPHEVでも便利かもしれませんね。
冬のドライブに積んでおくとより安心かもしれません。
PHEVなら相当の立ち往生でも生き延びられそうです。

三菱新型アウトランダーPHEV TVCM 電動の自由編
スノーモードも搭載されている三菱アウトランダーPHEV

EV耐寒調査 AAA

➡︎□−7°Cになると航続距離が40%低下する?という実証データ


日産新型リーフ パワートレイン 駆動用電池 ハイパワー

➡︎◻︎EVは冬には辛い リーフ試乗記




日産リーフ バッテリー温度表示

➡︎◻︎EVは真夏も辛い リーフオーナーの心配



冬にクルマの燃費が悪化

➡︎◻︎冬はガソリン車ですら燃費が悪化する理由






PHEV鳥獣戯画 その19 「PHEVは動くエアコンルーム」

➡︎◻︎アウトランダーPHEVは動くエアコンルーム

PHEV鳥獣戯画 その38「PHEVは冬に弱い?」

➡︎◻︎アウトランダーPHEVは冬に弱い


アウトランダーPHEV バッテリークーリングシステム

➡︎◻︎アウトランダーPHEVの画期的なエアコンとバッテリークーリングシステム



三菱エクリプスクロスPHEV スノーモード試乗 

➡□エクリプスクロスPHEVの雪上走行実力

アウトランダーPHEV 開発車 北海道 雪上試乗会

➡□アウトランダーPHEVのスノーモードはこうやって開発検証されてきた

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新型アウトランダーPHEVの兄弟車「日産新型エクストレイル」日本でも近日発表か?

兄弟車である三菱アウトランダーPHEVの発売から
既に半年以上遅れている日産新型エクストレイルです。
日本での発売日が迫っているとの情報がMOTA WEBに。




新型エクストレイルのグレードは3種類。エントリーグレードの「S」、中間グレードの「X」、そして最上級グレードの「G」が用意されます。
日産新型エクストレイル2021世界初公開上海

基本的に5人乗り(2列仕様)ですが、Xのみ5人乗りに加えて7人乗り(3列仕様)もあるようです。また、Xにはオフローダー色の強い特別仕様車「エクストリーマーX」も追加。各グレードごとの価格は以下のとおりです。

グレード 2WD    4WD(e-4ORCE)
S    3,198,800円 3,479,300円
X    3,499,100円 3,799,400円(2列)
          3,930,300円(3列)
G    4,298,800円 4,499,000円
エクストリーマーX
  (特別仕様車) – 4,129,400円(2列)
          4,260,300円(3列)
なお、4WD仕様の正確なグレード名は「◯ e-4ORCE」です。上記グレードに加え、上級装備を備える「AUTECH(オーテック)」仕様も用意されます。

パワートレインはこれまで予想されていた通りシリーズハイブリッドの「e-Power」のみで、ガソリン仕様は設定されません。e-Powerでは1.5L VCターボエンジンとモーターの組み合わせになるでしょう。

駆動方式は最初は4WD(e-4ORCE)のみですが、後から2WDも追加設定されるとのこと。4WDは従来型と同じインテリジェンス4×4システムを引き続き採用するようです。
日産新型エクストレイル2021世界初公開上海
新型アウトランダーPHEV 4710  1860  1745
(新型ローグが、新型エクストレイル 写真 仕様は中国向け)

すでに発表されていますが、プラットフォームには「三菱 アウトランダー」や「ルノー メガーヌ」といった車種に採用されている「CMF-C」を採用します。

新型エクストレイルの発売は7月後半になると予想されています。

また、6月に日産ディーラーで新型エクストレイルの商談をした方によると、「納期は元々8月中旬~9月下旬を予定していましたが、11月頃にズレ込みそう」と伝えられてたとのことです。

6月20日時点の契約で何とか年内に納車というイメージかもしれません

➡︎□元記事に


ルノーオーストラル新型日産エクストレイル 新型アウトランダーPHEV
2021年1月に北米版エクストレイルの「新型ローグ」が発売されてから、すでに1年半が
経ってしまいました。4月に北米で新型ガスランダーが発売、そして11月に日本で
アウトランダーPHEVが発売され、共同で開発してきた日産の日本発売を追い越して
しまいました。
先に発売した中国では今一つの人気の様なので日本仕様には何か大きな仕掛けが
あるのでは?と期待しましたが、このMOTAの記事では驚くべきものは無いようにも見えます。
それでも立体駐車場にギリギリ入るサイズや、アウトドア間のあるデザインが気に入った方には
選択肢になるのではないでしょうか。
1年後には、三菱PHEVパワートレインが積まれたものが追加発売されるという噂もあります。
注目の兄弟車エクストレイルです。


Nissan rouge xtrail 2022 twotone 日産新型エクストレイル ツートンカラー

➡︎□新型エクストレイルに関するまとめ

日産新型エクストレイル 三菱新型アウトランダーPHEV

➡□日産、三菱ともアジアでPHEV強化の方向(2022年3月記述)日産に三菱PHEV供与情報

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クルマ産業の「変化をけん引するのは外部からの参入企業」と日経

少し古いですが、
日経に自動車関係者(小生は違いますが)
から見ると「これだから外野の人は言いたい放題、気楽でいいよな」と
思われるような、、、しかし本質をついていそうな記事があったので
紹介します。
(写真は小生が拾い貯めたものから関連のものを使っています 非日経)


前半略

 現在の車は、燃費は向上し、静かになり、乗り心地は良くなり、エアバッグなどの装備によって格段に安全になった。つまり「より高機能・高性能」な方向には進化している。しかしこの進化は、いわばこれまでの改良の延長線上にすぎず、高度化する消費者の要求に全く応えられていない。
Amazon アマゾン

 これは他の産業の進化と比べてみれば明らかだ。例えば小売りの世界では、アマゾンのようなインターネットの通販サイトを使えば、店に足を運ばなくても、いつでも、どこでも、誰でも、簡単に、しかも実店舗よりもはるかに充実した品ぞろえの中から買い物ができるようになった。エンターテインメントの世界では「ネットフリックス(Netflix)」のような動画配信サービスを使えば、自宅のリビングにいなくても、あるいはレンタルビデオショップに足を運ばなくても、好きな動画をいつでも、どこでも、非常に多くの選択肢の中から楽しむことができる。つまり現在のビジネスは、さまざまな分野で「いつでも」「どこでも」「誰でも」「簡単に」「多くの選択肢の中から」という方向に進化しているのだ。
Netflix ネットフリックス


 翻って車はどうか。いまの車は、当然のことだが出先で使うことはできず、自宅にいたとしても、家族が車を使っていたら、自分は使うことができない。つまり「いつでも」「どこでも」使えるわけではない。また免許証を持たない人は運転できないし、免許を取得するには時間と費用がかかる。さらに高齢になって認知能力や判断能力が低下してくると運転が難しくなる。目の不自由な人など、身体に障がいを持つ人も運転は難しい。つまり車は「誰でも」「簡単に」使えるものではない。
テスラ モデルS 自動運転死亡事故

 また、スマートフォンやパソコンは、買ったあとも、基本ソフト(OS)のアップデートや、アプリのダウンロードによって、使える機能が増え、使い勝手も向上していく。これに対して車の性能や機能は買ったばかりのときをピークとして、あとは時間が経つにつれて低下していくばかりだ。しかも車の価格は、車種にもよるが大型化や安全性向上、燃費向上などに伴って、同じ車種の売れ筋グレードを比較すると、この30年間に8割程度高くなっている。同じ期間に消費者物価が16%程度しか上昇していないことを考えると車は「物価の劣等生」としか言いようがない

中国 シャオミ(小米)EV参入

変化をけん引するのは外部からの参入企業

 このように、自動車が時代の動きに対応できていないのを見透かすように、巨大なIT企業が、自動車産業を「ディスラプト(破壊)」しようと相次いで乗り出してきていることが、「100年に1度の変化」の原動力になっている。実際、現在のCASEをけん引しているのはEVの米テスラ(Tesla)やグーグル傘下企業の自動運転技術開発企業である米ウェイモ(Waymo)、中国大手ITで自動運転技術の開発に力を注ぐ百度(バイドゥ)や中国ライドシェア大手の滴滴出行(ディディ)など、いずれも伝統的な自動車産業の外から参入してきた企業ばかりだ。
中国百度 バイデゥ APOLLO計画 全自動運転

 そして、これらの企業が考える将来のモビリティーの代表的なものが、「自動運転タクシー」だ。このサービスでは、必要なときにスマホなどで呼び出すと車がやってきて、ドライバーのいない車が目的地まで自動的に運んでくれ、目的地に着いたら、また別の利用者のところへ自動的に走り去っていくというものだ。現在のタクシーではコストの約3/4を運転手の人件費が占めているので、完全自動運転化により、理屈の上ではコストを1/4にできることになる。そうなれば、自動運転タクシーは多くの場合、自家用車より低コストの移動手段になるだろう。
Renault EZ-GO Concept ルノー イージーゴー 完全自動運転タクシー

 最近ではこうした移動サービスに対して「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」という呼び方を使う。つまり、サービスとしての車、ということで、この呼び方はもともとITの世界で使われている「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)」という言葉から来ている。

 こうしたサービスはスマホで「いつでも」「どこでも」車を呼び出すことができるし、免許証を持っていない人でも、身体に障がいのある人でも「誰でも」「簡単に」移動の自由を享受できる。1人で移動するときには小型の車両を、大勢で移動するときには大型の車両を、という具合に「多くの選択肢の中から」ニーズにかなう車を選択することができる。つまり実用的価値という点で「自動運転タクシー」は自家用車よりもはるかに優れている。
自動運転車 BMW

 そしてこの自動運転タクシーはCASEの究極の姿といえる。すなわち自動運転タクシーは所有する車ではなく利用する車、つまりサービスとしての車である。その名の通り、自動運転技術により運行される。自動運転タクシーの事業化をもくろむどの企業も、エンジンよりも制御性が高く、環境負荷も低いEVとすることを前提としている。

 こうした自動運転タクシーの前提になっているのはCASEのC、つまりコネクテッドである。というのもライドシェアはスマホのアプリを使って車両を呼び出す点で、ビジネスモデルそのものがネットワークの存在を前提にしているからだ。実は、コネクテッドを前提としているのは自動運転タクシーだけではない。

テスラモデルS ルディキュラスモード

 既に現在でも、テスラは同社が販売するEVに搭載したソフトウエアを、ネットワークを介してアップデートする機能を搭載している。Wi-Fiや携帯電話のネットワークに接続することで、従来ならディーラーに持ち込むことが必要だったソフトウエアのアップデートを可能にしたのである。これによって、テスラは「買ったあとも進化し続ける車」を実現している。コネクテッド「C」は、CASEの「A」「S」「E」を成立させるための前提条件として不可欠な存在といえる
➡︎□元記事に



どうも、ビジネス観点、投資家観点、変化を前提としたジャーナリズムは、
危機感をあおって記事を刺激的に読ませようとするので、
どうしてもわざと極端な論調(変化を先導するのは新興企業)になりがちです。

自動車産業の肩を持って語ると、
「人の命を預かる乗り物と、スマホの様なデバイス、もしくはネットビジネスの様な製造責任のないサービス業を一緒に語らないでほしい」と言いたくなります。

電動車両を注目した視点から見れば、この10年でのクルマの進歩は目を見張るものがあります。
安全を度外視してまで従来の半分の価格でクルマに乗りたいわけではありません。
(良いクルマがお値打ちであるのは大歓迎ですが)

時代やユーザーが求める変化に既存自動車メーカーも対応しなければならないのは
勿論です。
一人のユーザー視点で見ると、既存自動車メーカーだからできる
「こんなに楽しくて、最新の時代ニーズに合ったクルマの提案が出来るんだ!!」
と驚くような提案を期待します。

小生にとって9年前の三菱の「初代アウトランダーPHEV」は、
正に驚きの提案でありましたし、カーライフそのものの価値観を一変するほどの
時代を先取りしたクルマでした。

新興メーカーが参入してユーザーに刺激を与えるのは業界活性化で大歓迎です。
なので当ブログでも、新興や中国企業を多く取り上げています。
但し、これらの会社に出来ない本質的な事を、伝統的自動車メーカー(グループ)に
期待しています。

三菱新型アウトランダーPHEV2022にはそのニオイを感じます。
そして乗ってみて本当にそういうクルマです。

アップルカー Apple car

➡□APPLECARについて、、
自動車業界の産業ピラミッド崩壊

➡□自動車業界の産業ピラミッドの崩壊について

日本電産「E-Axle」吉利汽車採用
➡□EV業界の主導権は完成車→バッテリー→基幹装置メーカーへ

➡□電動化の価格破壊でクルマの値段は5分の1になる(日本電産 永守会長)?

➡□クルマ業界100年に一度の変革2018年記事

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羨ましい!新型アウトランダーPHEV22型 納車開始 おめでとうございます!

12月16日発売の新型アウトランダーPHEV22型
が一般の方に納車されたとの羨ましい情報が見受けられました。

こちらは北海道での納車。全道一番とのこと
おめでとうございます!羨ましい限りです。
新型アウトランダーPHEV 納車開始
(北海道三菱 発寒店さま 写真転載させて頂きました)
寒そうですが、素敵です!
ホイールが違うのでスタッドレスでしょうか?

➡︎□元記事に

こちらはみんカラの写真を転載させて頂きました。
新型アウトランダーPHEV 納車開始
こちらもブラックダイアモンドのルーフレール付き
ボンネットのメッキエンブレムが素敵です!


➡︎□元記事に


小生のクルマは未だ岡崎と聞いています。
(ラインアウトしたものと予測します)
年始に船で輸送予定です。
1月中に納車されたら嬉しいです。

多くの皆さんと共にもう少したのしみにまちましょう。
運搬船

➡︎□11月24日記述 新型アウトランダーPHEV22型の納期について

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新型アウトランダーPHEV22型 20インチはブリジストン、18インチは横浜のタイヤが装着

今回 三菱新型アウトランダーPHEVには2社のタイヤが採用されました。
PGグレードの20インチタイヤはブリヂストンの「エコピアH/L 422プラス」が、
Mグレードの18インチタイヤにはヨコハマタイヤの「ジオランダーX-CV(パターンナンバー:G99B)」
が採用されました。

先ずはこちらがブリヂストンの20インチ。


三菱新型アウトランダーPHEV22型 ブリヂストンタイヤ エコピア


これまでブリヂストンは、三菱自動車との長年にわたる共創を通じて、同社が様々な車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきた。今回、新型アウトランダーPHEVモデルに装着される「エコピアH/L 422プラス」は、サステナビリティ、モビリティの進化を見据えた、同社の「断トツ商品」のひとつ。最新のパタン技術を採用することで高い運動性能と静粛性を両立し、さらに新トレッドゴムとタイヤ骨格部に転がり抵抗を低減する材料を採用することで低燃費性能を向上している。これにより、新型アウトランダーPHEVモデルのSUVおよび電動車としての魅力を最大限に引き出すことに貢献している
三菱新型アウトランダーPHEV22型 ブリヂストンタイヤ エコピア

➡□元記事に



一方で18インチはヨコハマタイヤが採用されています。


三菱新型アウトランダーPHEV22型 ヨコハマタイヤ ジオランダー

今回装着された「ジオランダーX-CV(パターンナンバー:G99B)」は新型アウトランダーの運動性能に対応しながら、PHEVに相応しい環境にも配慮した、高い操縦安定性と転がり抵抗の大幅な低減を両立したタイヤ。また、新たに最適配置化されたタイヤパターンを施し、低燃費性能も高めている。
「ジオランダー」は横浜ゴムがグローバルで展開しているSUV・ピックアップトラック向けタイヤブランドで、ニーズの多様化が進むSUV市場に対応するため、同社は商品ラインアップ拡充を加速している。今回装着されたタイヤのベースとなった市販用の「ジオランダーX-CV」は、近年増加している高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けに開発された新次元ハイウェイテレーンタイヤだ。
三菱新型アウトランダーPHEV22型 ヨコハマタイヤ ジオランダー

➡□元記事に


アウトランダーPHEVは、初期型がトーヨータイヤ、
後期型がヨコハマタイヤを採用していました。
Toyo a24

➡︎□2013年記述 初期型アウトランダーPHEVにはTOYO A 24採用

ヨコハマタイア ジオランダー G033


➡︎□2015後期型アウトランダーPHEVにYOKOHAMAジオランダーG5033採用

しかし今回当初から20インチタイヤを履くという目的を持って開発された
新型アウトランダーPHEV22型には、初めてブリヂストンタイヤのエコピアが採用されました。

三菱新型アウトランダーPHEV(22型)取扱説明書 タイヤ仕様 リムサイズ
リムサイズは取説によると上記の通りです。
今回の予約受注の状況を見ると、20インチを履いたPGグレードが何と99%
18インチのMグレードが1%なので、ブリヂストンが大量納品、YOKOHAMAは
大きく三菱の売上を落とすことになりそうです、

ブリヂストンタイヤ ブランドポジション
ブリヂストン内には、上位ブランドPOTENZA REGNO、
SUV向けにATENZA、Dueler(デューラー)のブランドがあります。
今回はあえての燃費環境重視ブランド「ECOPIA」の採用になりました。
プロドライバー増岡氏は、新型アウトランダーPHEVを
高度なSーAWC制御により、「タイヤの端部ではなく全面を使って曲がる」
と称していました。電動車両ということも踏まえ、耐久性もある
エコピアが適しているものと思われます。
しかし従来のエコピアには「H/L 」というラインナップは存在しません。

ブリヂストン Dueler デューラー 新型アウトランダーPHEV
但し、ブリヂストン公式サイトをよく見ると 
SUV向けオフロード寄りブランドの「デューラー」
の型番の中に「H/L (ハイウェイラグジュアリー)」がありました。
つまり今回新型アウトランダーPHEVに載ったタイヤは、
エコピアとデューラーの特徴が合体した商品と推測されます。
正に電動車両なのにSUVグランドツアラーな、二刀流、
新型アウトランダーPHEVに最適です。

三菱新型アウトランダーPHEV実車Mitsubishi outlander phev 2021 20インチタイヤホイール ブリヂストンエコピア
(小生 本社ショールームで撮影 H/L 422プラスとはっきり読めます)

三菱新型アウトランダーPHEV Response
(こちらはRespose誌撮影 20インチのインパクトがよくわかります)

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