小生、先代(初期型)
アウトランダーPHEVから新型
アウトランダーPHEV GN0Wに
乗り換えて感じることの一つに圧倒的に航続距離が長くなったことがあげられます。

理由のひとつ目が
「バッテリー容量が大きくなった事による、EV航続距離が長くなった事」です。
先代の13.8kWh→20KWhに大型化
これによってカタログのEV航続距離が、
先代57.6km⇒新型87km(M)83km(GPグレード)
と大幅延長されました。

エンビジョンAESCジャパン社のリチウムイオン電池が搭載されました。
駆動用バッテリーには、小型、軽量でエネルギー 密度の高いリチウムイオン電池を採用していま す。この駆動用バッテリーで、モーター(パワーユ ニット)の駆動及び、空調制御システムの作動を させています。駆動用バッテリーは、耐水性、耐 熱性、耐振性、耐塵性に優れた堅牢な金属ケー スに納められており、床下に配置されています。 電池部分は、10 個の電池セルを直列に接続した モジュールが 4 個、14 個の電池セルを直列に接 続したモジュールが 4 個の構成で合計 96 個の 電池セルが直列に接続されています。これによ り、駆動用バッテリーは、350 V(公称値)の高電 圧を発生させています。
➡︎□元記事に
そしてもう一つの理由、これが非常に大きいのですが
「ガソリンタンクの容量が大きくなったことによる、ガソリン走行距離が長くなった事」です
新型には巨大なガソリンタンクが搭載されました。
45ℓ⇒56ℓと11ℓもの多くのガソリンを積める様になりました。

三菱開発者の方のこだわりでボコボコした形状で通常使えない空間を使って、
この容量を確保しています。正にスペースに限りのある3列PHEVならではの
ギリギリの工夫で生み出されたガソリンタンク容量です。
➡□過去記事にWLTCモードHV燃費 16.2km/L(GPグレード)をガソリン量にかけると
ガソリンのみ航続距離は56×16.2で907.2kmになります
これに先のEV航続距離83kmを足すと990.2kmとなりほぼ1000kmという凄い総航続距離になります。
しかし、
アウトランダーPHEVは、PCUのプログラムが、その時の走行状況や
ドライブモード、EVモードなどによって刻々とEVとガソリン走行、さらに言えばパラレルとシリーズ走行
を切り替えて走っています。
またその間にエンジンに直結されたジェネレーターによる発電や、ブレーキによる回生で
バッテリーに蓄電も行われます。
非常に複雑なエネルギーフローの結果の燃費、電費、航続距離なので、
どれがベストなのか判断が難しいクルマです。
それよりも走りが楽しいのであまりストイックに考えずに楽しく乗っても、
経済性も、航続距離も優秀なクルマだとだんだんわかってきます。
アウトランダーPHEV色んな意味で恐ろしいクルマです。

未充電、未給油での実際の走行での1000kmは少し難しいかなと思いますが、
満タン時の瞬間的な総航続距離も900km近く出ますので、凄いことだと思います。
1年以上乗って、実感として長い距離走れると感じています。
自分は、バッテリーがあるときの走行が好きなのでどうしても途中充電したくなってしまいます。
なので単純な総走行距離を問う、ドライブは試していません。

(先日日光いろは坂を回生しながら下ってそのあと満充電した時のEV航続距離)
充電前は38km→充電後140kmと表示されました!!
最高電費も11.8km KWhあたりの回生で得られた距離+6kmと凄い
(ガソリン走行だと0.4L分ぐらい回生したことになります 凄い)
➡︎□先代アウトランダーPHEV、瞬間燃費99.9kmまで上がった後は?
➡︎□新型アウトランダーPHEVレビュー航続距離編