
電動車両のシェア環境が随分異なるのが欧米の事情です。
欧州でのアウトランダーPHEVの好調な売れ行きを伝えるレポート
があったので紹介します。
米国では、日産「リーフ」の売上がここしばらく下り坂の傾向にある。電気自動車(EV)のリーフは次世代モデルの登場が待たれている間に、エクステンデッド・レンジ機能を搭載したプラグインハイブリッド車(PHEV)である第2世代のシボレー「ボルト」に人気を奪われてしまったのだ。

どうやら、大西洋の向こう側でもリーフの人気は脅かされつつあるらしい。欧州の代替エネルギー政策について情報や統計データを提供しているEuropean Alternative Fuels Observatory(EAFO)によると、今のところ欧州ではまだリーフがEV販売台数の首位をキープしているものの、次点のルノー「ZOE」が僅差まで追い上げつつあるという。救いといえば、日産とルノーが提携しているという点だろうか。

日産は今年1月〜5月までの間に欧州で約9,500台のリーフを販売した。よい報せは、この数字が前年に比べ37%増であるということ。一方で、耳の痛い報せもある。ルノーのZOEは前年比60%増で、9,400台近く売り上げたということだ。6月までを集計した時点で、すでにZOEがリーフに追いついている可能性もあるだろう。

とはいえ、どちらもテスラ「モデルS」やフォルクスワーゲン「e-ゴルフ」には、まだまだ大差をつけてリードしている。昨年と少し様子が違っているのはe-ゴルフで、販売台数が34%も減ってしまった。BMW「i3」や起亜「ソウルEV」、メルセデス・ベンツ「B250e」はどれも昨年より台数を伸ばしている。

PHEVでは、三菱「アウトランダーPHEV」が相変わらず欧州でトップの座を堅く守っており、こちらも今年1月〜5月までに約9,400台もの販売台数を達成した。

これは次点のフォルクスワーゲン「ゴルフ GTE」に比べると2倍近い数字だ。勢いが目覚ましいのはボルボ「XC90」のPHEVモデルで、フォルクスワーゲン「パサート GTE」やメルセデス・ベンツ「C350e」、さらにはアウディ「A3 e-tron」の販売台数を一気に飛び越え、第3位につけている。
再び米国に話は戻るが、こちらでのリーフの販売台数は、今年1月〜6月までの間に前年比61%減の約5,800台だった。これに対し、ボルトは前年比75%増の9,808台を売り上げている。この形勢を逆転させるためにも、リーフには次世代モデルの早急な投入が望まれているところだ。ちなみに、ボルトもZOEも販売されていない日本では、今年1月〜5月までに8,084台のリーフが売れている。前年同期比では約76%増といったところだ。
特にアウトランダーPHEV欧州での1〜5月累計の販売台数が1万台近くで、リーフと同様の
売れ行きというのはたいしたものだと言えましょう。
確かにボルボXC90は良いプラグインハイブリッドですから、
やはり高価価格でも良いクルマを作れば売れるという証でしょう。

➡︎◻︎ボルボXC90 PHEV

➡︎◻︎起亜 SOUL EV

➡︎◻︎ルノーに比べて次が見えない日産のEV
そしてこれらとは桁が違う年間6万台の販売計画なのが10月発売の新型プリウスPHV

➡︎◻︎新型プリウスPHV見てきました


➡︎◻︎新型プリウスPHV VS アウトランダーPHEV比較
欧州でのアウトランダーPHEVの好調な売れ行きを伝えるレポート
があったので紹介します。
米国では、日産「リーフ」の売上がここしばらく下り坂の傾向にある。電気自動車(EV)のリーフは次世代モデルの登場が待たれている間に、エクステンデッド・レンジ機能を搭載したプラグインハイブリッド車(PHEV)である第2世代のシボレー「ボルト」に人気を奪われてしまったのだ。

どうやら、大西洋の向こう側でもリーフの人気は脅かされつつあるらしい。欧州の代替エネルギー政策について情報や統計データを提供しているEuropean Alternative Fuels Observatory(EAFO)によると、今のところ欧州ではまだリーフがEV販売台数の首位をキープしているものの、次点のルノー「ZOE」が僅差まで追い上げつつあるという。救いといえば、日産とルノーが提携しているという点だろうか。

日産は今年1月〜5月までの間に欧州で約9,500台のリーフを販売した。よい報せは、この数字が前年に比べ37%増であるということ。一方で、耳の痛い報せもある。ルノーのZOEは前年比60%増で、9,400台近く売り上げたということだ。6月までを集計した時点で、すでにZOEがリーフに追いついている可能性もあるだろう。

とはいえ、どちらもテスラ「モデルS」やフォルクスワーゲン「e-ゴルフ」には、まだまだ大差をつけてリードしている。昨年と少し様子が違っているのはe-ゴルフで、販売台数が34%も減ってしまった。BMW「i3」や起亜「ソウルEV」、メルセデス・ベンツ「B250e」はどれも昨年より台数を伸ばしている。

PHEVでは、三菱「アウトランダーPHEV」が相変わらず欧州でトップの座を堅く守っており、こちらも今年1月〜5月までに約9,400台もの販売台数を達成した。

これは次点のフォルクスワーゲン「ゴルフ GTE」に比べると2倍近い数字だ。勢いが目覚ましいのはボルボ「XC90」のPHEVモデルで、フォルクスワーゲン「パサート GTE」やメルセデス・ベンツ「C350e」、さらにはアウディ「A3 e-tron」の販売台数を一気に飛び越え、第3位につけている。
再び米国に話は戻るが、こちらでのリーフの販売台数は、今年1月〜6月までの間に前年比61%減の約5,800台だった。これに対し、ボルトは前年比75%増の9,808台を売り上げている。この形勢を逆転させるためにも、リーフには次世代モデルの早急な投入が望まれているところだ。ちなみに、ボルトもZOEも販売されていない日本では、今年1月〜5月までに8,084台のリーフが売れている。前年同期比では約76%増といったところだ。
特にアウトランダーPHEV欧州での1〜5月累計の販売台数が1万台近くで、リーフと同様の
売れ行きというのはたいしたものだと言えましょう。
確かにボルボXC90は良いプラグインハイブリッドですから、
やはり高価価格でも良いクルマを作れば売れるという証でしょう。

➡︎◻︎ボルボXC90 PHEV

➡︎◻︎起亜 SOUL EV

➡︎◻︎ルノーに比べて次が見えない日産のEV
そしてこれらとは桁が違う年間6万台の販売計画なのが10月発売の新型プリウスPHV

➡︎◻︎新型プリウスPHV見てきました


➡︎◻︎新型プリウスPHV VS アウトランダーPHEV比較
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