

三菱 次期アウトランダーPHEV2019を、勝手に妄想するシリーズ第三弾。
今回は注目のパワートレインについてです。
2025年ぐらいになると、4つ全輪にインホイールモーターが採用されるとか、さらに30年近くになると
ガソリンの代わりに水素を積んだPHFCEVになるという噂もありましたが、
現状一番現実的なのは、昨年パリで公開された、「三菱GT-PHEV コンセプト」のパワートレイン
(もしくは近いもの)が採用されるというものです。
三菱のリリースに記載されているのは以下の通り、、
•PHEVシステムは、次世代の大容量駆動用バッテリー、高出力・高効率のトリプルモーター、発電・動力性能を向上させたPHEV専用エンジンなどで構成し、グラウンドツアラーに求められる力強い走りを実現するとともに、EV航続距離を120km、総航続距離を1,200km以上として、快適なロングドライブを可能にしています。
•フロントに1基、リヤに2基で構成するトリプルモーター方式のフルタイム4WDと車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」によって高次元の操縦安定性を提供します。
トリプルモーターの採用とEV航続距離を120km、総航続距離を1,200km以上
は凄く期待されます。
現行アウトランダーPHEVは、前後の駆動力配分は、ツインモーターによる電動制御で
行っています。
一方、左右の駆動力配分は、ランエボ譲りの従来式ブレーキで行っているのですが、
次期PHEVは、前後に加え、左右もモーター制御で行う事が可能になると予測されます。
これと公開されている映像から推測した、トリプルモーターの位置は以下の通り
→□三菱GT-PHEV コンセプト について


これにはアウトランダーPHEVにモーター、インバーターを納入している明電舎の技術革新が
かかせない。次期アウトランダーPHEVには最新型の「モータインバーター一体型」が導入される
のではないかと個人的に想像します。
明電舎のHPによると、この進化型モーター+インバーターには以下の特徴があります。
部品間をつなぐ配線が不要で、同じ出力の既存部品に比べ軸方向の長さを2―3割短縮し小型化できる。車両設計の自由度が高く、車両全体のコスト削減につながる。
これにより体積で30%重量で15%の削減が見込めるとのこと
特に写真にある後輪の2モーターは一つのインバーターユニットを挟んで
一体になっている(見た目も非常にコンパクト)ようにも見えます。
モーターの回転は、インバーターがないと高度に制御できません。
この非常にコンパクトな後輪モーターの進化は、次期アウトランダーPHEVの
大きな武器、競合車に対するアドバンテージになるかもしれません。
当然、ランエボ譲りの四駆制御スピリッツが活きるところです。
電動車両ならではの夢のコーナーリングを期待します。
→□明電舎のインバーターについて

またPHEVに適した高効率エンジンの開発も期待します。
今度はガスランダーと全く違う考えで良いのでは?
・・・・・④駆動用バッテリー編に続く、、、、、、

➡︎◻︎その④駆動用バッテリー編に
追記:トリプルモーター化は、重量アップが懸念されますが、上手く
フロントボンネット下にある部品の軽量化が図れれば、
前後の重量バランスが良くなるメリットも考えられます。
現行アウトランダーPHEVは、バッテリーが床下クルマの中心にある事で、
重心が4.5cm下がっています。
→⬜その2 デザイン編へ
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