
個人的にアウトランダーPHEV GN0Wが、標準で20インチタイヤを履いて登場したので
ビックリしましたが
大型タイヤ化は今の潮流のようです。
プリウスは19インチでクラウンは21インチ。エクストレイルもCX-60も20インチと、もはや20インチが当たり前と感じるほど、ホイールの大径化が進む(各車とも最大径)。なんでこんなにホイールはデカくなったのか? そのメリットとデメリットをホイール業界の専門家に解説してもらった!

プリウス19インチにクラウン21インチ! 最近のタイヤってなんでこんなにデカくなったの?
■車体の大型化と重量増がもたらしたホイールの大径化
軽自動車も14インチ時代に突入。車種・グレードによっては15インチも珍しくない
現代のクルマにおけるホイール大径化の最大のメリット、それはブレーキの強化にある。安全装備や快適装備の充実により現代のクルマは確実に重くなっており、ブレーキの強化が必須。
大きなブレーキシステムを装着するには、スペースを確保する必要があるが、ホイールの大径化により、それが可能になる。仮にブレーキを大型化しなくとも放熱性は高まるので安全性は向上する。
強化されたブレーキを活かすにはタイヤのグリップも必要。そのため、タイヤのワイド化や大径化によって接地面積を確保している。実際、軽自動車を例にみても、ひと昔前は13インチが主流だったが、N-BOXなどのスーパーハイト系は14インチを採用している。
■意外に少ない!? 大径化のデメリット
一方、デメリットはコスト増だろう。大径かつ低扁平であるほどタイヤは高価になり、摩耗時やスタッドレスタイヤ購入時の交換費用はかさむ。
さらに、重量増に伴い燃費低下も考えられるので、軽さを売りにしたアルミホイールを装着しても、ある程度の重量増とそれに伴う燃料代のコストアップは避けられないはず。
ただし、乗り心地に関して言えば、重い方が高速走行時の振動は抑えられるため、一概に悪化するとは言えない。実際、高速走行が多い輸入車のホイール重量はそれほど軽量ではない。
また、大径化によりスペアタイヤの大径化=ラゲッジスペースの圧迫が懸念されたが、パンク修理キットの普及によりほぼ解消されている。

■プリウスのタイヤサイズの真意は燃費性能と安全性の両立にあり
新型プリウスに採用されたホイールを例に見ていこう。発売当初、上級グレードに採用されたホイールは19インチで、195/50R19という、大きくて幅の狭いタイヤを装着。これは従来のプリウスの純正サイズ215/45R17もしくは195/65R15に対して外径は40mm以上も大きい。

このサイズによる一番のメリットは燃費の向上だ。タイヤ幅を細くすることで空気抵抗と重量増を抑制、低燃費に貢献している。グリップ性能は大径化により縦方向の接地面積を確保し、カバー済み。それらにすべて関与しているのが19インチの純正ホイールということになる。
接地面積が増えれば路面との摩擦で燃費が悪化しそうなものだが、タイヤが燃費に与える影響は空気抵抗とタイヤのたわみによる発熱で失われる運動エネルギーがほとんど。路面との摩擦の影響は少なく、幅狭、大径サイズは燃費と走行性能、ルックス面の3拍子を満たしている。
珍しいサイズだけあって、現時点では純正以外のタイヤの選択肢が少ないことが難点か
このようにホイールの大径化によって起こりうるデメリットは、タイヤの大径化により、メリットを補い、補完されている。大径ホイール化が進む理由がこれなのだろう。
とはいえ、物価高が続く現状において、タイヤ代の負担が増えるのはやはり痛い。タイヤの負担を最小限にするよう、より一層の省エネ運転を心がけたい。
➡︎□元記事に
なるほどです。燃費と走行性能、ルックス面の3拍子を満たしている大口径タイヤのメリットが、
デメリット(スペアタイヤのパンク修理キットによる積載不要)などを打ち消して
重量が増した昨今の車両のブレーキ性能に寄与しているとすれば、
今後も大口径化が進むような気がしますね。
タイヤの空気圧のチェックなどはまめにしなければいけないことは留意点かもしれませんね。
(ガソリンスタンドに行く機会が少なくなったPHEV乗りの特に冬季)

➡︎□アウトランダーPHEV GN0W 20インチタイヤについてのレビュー

➡□新型アウトランダーPHEV20インチはブリジストン18インチは横浜タイアを採用

➡□先代後期型からYOKOHAMA ジオランダーが採用

➡□初代アウトランダーPHEVにはTOYOタイヤ

➡□アウトランダーPHEVタイヤの空気圧低下に注意!
ビックリしましたが
大型タイヤ化は今の潮流のようです。
プリウスは19インチでクラウンは21インチ。エクストレイルもCX-60も20インチと、もはや20インチが当たり前と感じるほど、ホイールの大径化が進む(各車とも最大径)。なんでこんなにホイールはデカくなったのか? そのメリットとデメリットをホイール業界の専門家に解説してもらった!

プリウス19インチにクラウン21インチ! 最近のタイヤってなんでこんなにデカくなったの?
■車体の大型化と重量増がもたらしたホイールの大径化
軽自動車も14インチ時代に突入。車種・グレードによっては15インチも珍しくない
現代のクルマにおけるホイール大径化の最大のメリット、それはブレーキの強化にある。安全装備や快適装備の充実により現代のクルマは確実に重くなっており、ブレーキの強化が必須。
大きなブレーキシステムを装着するには、スペースを確保する必要があるが、ホイールの大径化により、それが可能になる。仮にブレーキを大型化しなくとも放熱性は高まるので安全性は向上する。
強化されたブレーキを活かすにはタイヤのグリップも必要。そのため、タイヤのワイド化や大径化によって接地面積を確保している。実際、軽自動車を例にみても、ひと昔前は13インチが主流だったが、N-BOXなどのスーパーハイト系は14インチを採用している。
■意外に少ない!? 大径化のデメリット
一方、デメリットはコスト増だろう。大径かつ低扁平であるほどタイヤは高価になり、摩耗時やスタッドレスタイヤ購入時の交換費用はかさむ。
さらに、重量増に伴い燃費低下も考えられるので、軽さを売りにしたアルミホイールを装着しても、ある程度の重量増とそれに伴う燃料代のコストアップは避けられないはず。
ただし、乗り心地に関して言えば、重い方が高速走行時の振動は抑えられるため、一概に悪化するとは言えない。実際、高速走行が多い輸入車のホイール重量はそれほど軽量ではない。
また、大径化によりスペアタイヤの大径化=ラゲッジスペースの圧迫が懸念されたが、パンク修理キットの普及によりほぼ解消されている。

■プリウスのタイヤサイズの真意は燃費性能と安全性の両立にあり
新型プリウスに採用されたホイールを例に見ていこう。発売当初、上級グレードに採用されたホイールは19インチで、195/50R19という、大きくて幅の狭いタイヤを装着。これは従来のプリウスの純正サイズ215/45R17もしくは195/65R15に対して外径は40mm以上も大きい。

このサイズによる一番のメリットは燃費の向上だ。タイヤ幅を細くすることで空気抵抗と重量増を抑制、低燃費に貢献している。グリップ性能は大径化により縦方向の接地面積を確保し、カバー済み。それらにすべて関与しているのが19インチの純正ホイールということになる。
接地面積が増えれば路面との摩擦で燃費が悪化しそうなものだが、タイヤが燃費に与える影響は空気抵抗とタイヤのたわみによる発熱で失われる運動エネルギーがほとんど。路面との摩擦の影響は少なく、幅狭、大径サイズは燃費と走行性能、ルックス面の3拍子を満たしている。
珍しいサイズだけあって、現時点では純正以外のタイヤの選択肢が少ないことが難点か
このようにホイールの大径化によって起こりうるデメリットは、タイヤの大径化により、メリットを補い、補完されている。大径ホイール化が進む理由がこれなのだろう。
とはいえ、物価高が続く現状において、タイヤ代の負担が増えるのはやはり痛い。タイヤの負担を最小限にするよう、より一層の省エネ運転を心がけたい。
➡︎□元記事に
なるほどです。燃費と走行性能、ルックス面の3拍子を満たしている大口径タイヤのメリットが、
デメリット(スペアタイヤのパンク修理キットによる積載不要)などを打ち消して
重量が増した昨今の車両のブレーキ性能に寄与しているとすれば、
今後も大口径化が進むような気がしますね。
タイヤの空気圧のチェックなどはまめにしなければいけないことは留意点かもしれませんね。
(ガソリンスタンドに行く機会が少なくなったPHEV乗りの特に冬季)

➡︎□アウトランダーPHEV GN0W 20インチタイヤについてのレビュー

➡□新型アウトランダーPHEV20インチはブリジストン18インチは横浜タイアを採用

➡□先代後期型からYOKOHAMA ジオランダーが採用

➡□初代アウトランダーPHEVにはTOYOタイヤ

➡□アウトランダーPHEVタイヤの空気圧低下に注意!
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