
先日某講演会を聞く機会があり、そこで講演者(デザイナー)の方が、
たまたまクルマについて面白い自説を話しておられたので
紹介します
テーマは日本文化と商品に関しての話だったのですが、講師曰く
「木の実」は「土壌」から生まれてくる(質が変わる)ものであって同じように
「商品」というものも「土壌(文化)」から生まれてくる(大きく影響する)
ものであると言われました。
例として、クルマをあげられたのですが、
BMWやベンツのような「ドイツ車」(実)は
「ヨーロッパハプスブルク文化」(土壌)によって育まれたと感じる。
ハンドルを握った感じ、ドアの開閉等「貴族」って感じる。
その「貴族性」を表現するのに精密にコントロールされた
ものづくりになっている。
一方「日本車」は、コンパクトで丁寧に作られている。
ステイタスを脱却して、使いやすさを優先して進化している。
環境を極めていった電気自動車などは最たるものである。
言わば「移動する都市細胞」
のようなものになってきている。
ユーザーのステイタスを満足させる、ドライブする喜び意識を鼓舞
するのではなく、居眠りしているうちについてしまうような方を理想の
方向としている。
これは日本古来から続くもったいない文化や、江戸の大衆文化の
土壌があって作られたものである。

というのが講師の話された比喩でした。特に
「移動する都市細胞」は面白い表現だなと思いました。
後で調べると、
都市を走る血管の中を流れる血液にクルマを例えた様だったのですが…
自分はこの言葉を聞いた時にちょっと別の意味合いを想像しました。
都市には、人間が暮らすための家やエネルギーインフラや情報インフラが
詰まっているのですが、それが集結して社会として暮らしやすいように複合している。
その「都市」が持っている機能をコンパクトに凝縮したもの「細胞」に
最新の日本のクルマはなりつつある、、、
という解釈をしてしまいました。
そういう風に解釈した自分は
アウトランダーPHEVは正に「移動する都市細胞」
ではないかと思いました。
正に「都市」機能をコンパクトに集約した「細胞」だからです。

・エアコン使い放題の過ごしやすい居住空間を有する「走るリビングルーム」
・ガソリンと、電気の2系統のエネルギーインフラを活用でき、
しかも「自分で発電する」機能を有していいる。「走る発電所」
・多くの情報機器を備えていて、中で暮らす人間に便利である。「走る情報基地」
・電気を使って、都市(家)でできる事はこの「都市細胞」内で
できる。例えばパソコン検索、料理、など、、「走るオフィス走るキッチン」
・いざとなれば、この「都市細胞」が集まることによって
本当の都市のエネルギーインフラにもなる
そして、その「細胞ごと移動できる」のです。
これぞ正に「移動する都市細胞」ではないでしょうか!
そしてこういうクルマはやっぱり日本の文化風土がなければ
生まれてこなかったとも考えられます。
貴族文化のドイツメーカーが最近作っているPHVとは趣がちがいます。
貴族としてのステイタスを満たすためのエンジンのパワーをアシスト
するモーター補助。
ドイツ人の合理性を追求したロジックとしての燃費改善。
これに比べて三菱が作ったこのアウトランダーPHEVというクルマは
実に「ニッポンのわびさび」
「職人芸的なバランス」「乗る人との阿吽の呼吸」
「そこまでやるというようなこだわりや思い入れ」
いずれもニッポン文化が育んだ特異なクルマに仕上っていると思います。
例えば、何とも曖昧でありながら非常に繊細にセッティングされた
エンジンとモーターの相互作用、そしてなんとも言えない各走行モード。
パドルシフトの回生レベル調整なんかも日本っぽいです。
(BMWのゴーカートの様な割り切ったセッティングに比べると)
4WDの概念を覆すドライブシャフトレス4WDモードもそうですね。
このクルマの「日本らしい仕立て、設(しつら)え」がヨーロッパの貴族文化で育った
方には差別化された魅力があるから売れているのではないでしょうか。
ちょっと話が飛躍してしまいましたが、元が面白い話だったのでつい、、、。
アウトランダーPHEV話が飛躍するだけの楽しいクルマです。
⇒■BMW ⅰ3開発
たまたまクルマについて面白い自説を話しておられたので
紹介します
テーマは日本文化と商品に関しての話だったのですが、講師曰く
「木の実」は「土壌」から生まれてくる(質が変わる)ものであって同じように
「商品」というものも「土壌(文化)」から生まれてくる(大きく影響する)
ものであると言われました。
例として、クルマをあげられたのですが、
BMWやベンツのような「ドイツ車」(実)は
「ヨーロッパハプスブルク文化」(土壌)によって育まれたと感じる。
ハンドルを握った感じ、ドアの開閉等「貴族」って感じる。
その「貴族性」を表現するのに精密にコントロールされた
ものづくりになっている。
一方「日本車」は、コンパクトで丁寧に作られている。
ステイタスを脱却して、使いやすさを優先して進化している。
環境を極めていった電気自動車などは最たるものである。
言わば「移動する都市細胞」
のようなものになってきている。
ユーザーのステイタスを満足させる、ドライブする喜び意識を鼓舞
するのではなく、居眠りしているうちについてしまうような方を理想の
方向としている。
これは日本古来から続くもったいない文化や、江戸の大衆文化の
土壌があって作られたものである。

というのが講師の話された比喩でした。特に
「移動する都市細胞」は面白い表現だなと思いました。
後で調べると、
都市を走る血管の中を流れる血液にクルマを例えた様だったのですが…
自分はこの言葉を聞いた時にちょっと別の意味合いを想像しました。
都市には、人間が暮らすための家やエネルギーインフラや情報インフラが
詰まっているのですが、それが集結して社会として暮らしやすいように複合している。
その「都市」が持っている機能をコンパクトに凝縮したもの「細胞」に
最新の日本のクルマはなりつつある、、、
という解釈をしてしまいました。
そういう風に解釈した自分は
アウトランダーPHEVは正に「移動する都市細胞」
ではないかと思いました。
正に「都市」機能をコンパクトに集約した「細胞」だからです。

・エアコン使い放題の過ごしやすい居住空間を有する「走るリビングルーム」
・ガソリンと、電気の2系統のエネルギーインフラを活用でき、
しかも「自分で発電する」機能を有していいる。「走る発電所」
・多くの情報機器を備えていて、中で暮らす人間に便利である。「走る情報基地」
・電気を使って、都市(家)でできる事はこの「都市細胞」内で
できる。例えばパソコン検索、料理、など、、「走るオフィス走るキッチン」
・いざとなれば、この「都市細胞」が集まることによって
本当の都市のエネルギーインフラにもなる
そして、その「細胞ごと移動できる」のです。
これぞ正に「移動する都市細胞」ではないでしょうか!
そしてこういうクルマはやっぱり日本の文化風土がなければ
生まれてこなかったとも考えられます。
貴族文化のドイツメーカーが最近作っているPHVとは趣がちがいます。
貴族としてのステイタスを満たすためのエンジンのパワーをアシスト
するモーター補助。
ドイツ人の合理性を追求したロジックとしての燃費改善。
これに比べて三菱が作ったこのアウトランダーPHEVというクルマは
実に「ニッポンのわびさび」
「職人芸的なバランス」「乗る人との阿吽の呼吸」
「そこまでやるというようなこだわりや思い入れ」
いずれもニッポン文化が育んだ特異なクルマに仕上っていると思います。
例えば、何とも曖昧でありながら非常に繊細にセッティングされた
エンジンとモーターの相互作用、そしてなんとも言えない各走行モード。
パドルシフトの回生レベル調整なんかも日本っぽいです。
(BMWのゴーカートの様な割り切ったセッティングに比べると)
4WDの概念を覆すドライブシャフトレス4WDモードもそうですね。
このクルマの「日本らしい仕立て、設(しつら)え」がヨーロッパの貴族文化で育った
方には差別化された魅力があるから売れているのではないでしょうか。
ちょっと話が飛躍してしまいましたが、元が面白い話だったのでつい、、、。
アウトランダーPHEV話が飛躍するだけの楽しいクルマです。
⇒■BMW ⅰ3開発
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