

京都祇園の花見小路通をぶらぶら南下していきます。
とっても京都らしい素敵な通りなのですが、
残念なのが自動車が入ってきてしまうこと、そして
ウインズ京都(場外馬券売場)があることです。
ここになくてもね〜。京都は今後の更なる外国人観光客の
増加を見越して、各種施設の再配置、交通の整備が必須ですね。

突き当たりに着いたのが建仁寺です。
こちらは、臨済宗建仁寺派大本山の寺院。
開基は源頼家、開山は栄西(1202年古!)という由緒あるお寺です。
俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵などの文化財が豊富。

こちらの方丈の石庭(大雄苑)の砂紋は見事でした。
微妙に波打っているのに本当に等間隔。
そこに木漏れ日が作る陰影迄計算されているとしたら
凄いアートです。
枯山水に見入る外国人の方が多数。

そして、重要文化財 海北友松「雲龍図」国宝 俵屋宗達「風神雷神図」
こんな貴重な絵の写真を撮っちゃって大丈夫?と思われるかもしれませんが
こちらは写真撮影可能なんです。
何故ならこれらはレプリカだからなんです。
財団法人京都国際文化交流財団とキヤノンは、
屏風や襖絵などの文化財をデータとして記録し、
そのデータをもとに大判インクジェットプリンタで原寸大にプリント、
必要に応じて金箔や表装を施し、オリジナルに限りなく近い複製品を完成。
完成した複製品は広く公開。愛称は「綴(つづり)プロジェクト。
プロジェクトの主要なテーマは、「海外へ流出した作品の里帰り」、
「日本を代表する水墨画作品」、「歴史をひもとく文化財」の3つ。
寄贈先は京都市のほか、里帰り先である建仁寺など。
という事でした。宗達は本当に金箔が貼ってあるらしいのでかなり迫ってます。
皆んな非公開や、海外の美術館に流出していては興ざめな絵が、実際のお寺で
見れるのは素晴らしいです。
この龍はどこを見てるのかわからないけどカッコいいです。

そしてこちらは、天井いっぱいに描かれた、巨大な天井画です。
レプリカではなく本物です。何故なら新しく描いたものです。
法堂天井画『双龍図』小泉淳作筆.2002年作。
拡大するとタッチや目の描き方が日本のアニメや、現代アート風。
それでもこのお寺にしっくり馴染んでます。

「○△□乃庭」、手水鉢、庭石、寺名の焼かれた屋根瓦、
襖山水画、、、、
禅であり宇宙であり、空であり、
中国由来のようであり、元はインドから渡ったものの
ニッポンアレンジ&保存最新技術であり、世界新旧文化のハイブリッド。
建仁寺、それはもう大変楽しいお寺でした。
今日の気づき 日本はHV文化である

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