
日本にもユニークなEVメーカーがあるので紹介します。
それがGLMです。
日本製、中でも「京都製」にこだわる電気自動車(EV)のベンチャーがある。
GLMだ。元・京都大学 教授で、現・名誉教授の松重和美氏らが進めていた
「京都電気自動車プロジェクト」を引き継ぐ形で2010年4月に小間裕康氏が創業した。
(GLMはグリーンロードモータース株式会社の略)

同社が2013年に99台限定で発売したEVスポーツカー「トミーカイラZZ」は、
税別800万円という価格ながら初日に完売し、話題になった。
小間裕康氏が2010年に立ち上げたGLMは、スポーツカー型の電気自動車(EV)を
手掛けている。2013年には、EVスポーツカー「トミーカイラZZ」を99台限定で販売し、
税抜き800万円という価格ながら即完売。完成車だけでなく、モーターや
2次電池を搭載して基本性能を確保しつつ、実用水準の強度や剛性を備えた
シャーシの提供も予定している,
GLMが京都にこだわる最大の理由は、EVの主要部材を手掛ける企業が
数多く存在していることにある。例えば、車載部品のオムロン、
電池のジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)、
キャパシターや急速充電器のニチコン、モーターの日本電産といった具合だ。
実際、トミーカイラZZのLi(リチウム)イオン2次電池はGSユアサが出資する
リチウムエナジージャパン製、車載充電器一体型DC-DC(直流-直流)コンバーターは
ニチコン製、パワーリレーはオムロン製だ。他にも京都をはじめ、日本メーカーの部品を
積極的に利用している。
小間氏は、最初に作るEVを、価値を認めてもらえば高価でも売れるスポーツカーに絞った。
米Tesla Motors(テスラモーターズ)と同じ戦略だ。ベースとなる車体として目を付けたのが、
かつて一部のクルマ好きに絶大な支持を受けた、トミタ夢工場のエンジン車「トミーカイラ」である。

■アジアの新興企業が興味
このブランドをEVで継承したいと、小間氏はトミタ夢工場の創業者に会いに行き、了承を得る。
その後、大手自動車メーカーで高級車を手掛けていた技術者などがGLMに加わり、
立ち上げからわずか3年ほどでEVの発売に、4年ほどで納車にこぎつけた。
EVベンチャーとしては異例の速さである。
GLMの強みは、「車台(シャーシ)」にある。モーターや2次電池を搭載して
EVとしての基本性能を確保しつつ、実用水準の強度や剛性などの安全性能を確保した。
「ボディーカウル(車体を覆う外装)」だけを変えれば、すぐに異なる車種を作れる。
EVの各種性能を変えることも比較的容易だという。
シャーシは大きく3つの「モジュール」で構成する。ヘッドランプなどがある前方部、
座席などがある中央部、モーターやインバーター、2次電池など駆動部の主要部品を
収めた後方部である。これらのモジュールを適宜変更することで、少量多品種生産に対応する。
例えば、後方部の駆動部を変更し、走行性能を変える。
その際、変更したモーターやインバーター、2次電池などの特性に応じて制御技術を変える。
この制御技術を持つことも、GLMの強みだという。
GLMは今後、このシャーシをEVのプラットフォームとして外販していく考え。
「シャーシを外販する自動車メーカーはないので、海外の新興企業、
特にアジア地域のEVを作りたい企業が強い関心を寄せている」(小間氏)という。
新しいビジネスモデルとして注目ですね。
これによってEVシャーシのOEM先になれば
面白いではないですか。
ちなみにアウトランダーPHEVのリチウムイオンバッテリーも
GSユアサ製です。

➡︎◻︎GSユアサのバッテリーNASAに採用
それがGLMです。
日本製、中でも「京都製」にこだわる電気自動車(EV)のベンチャーがある。
GLMだ。元・京都大学 教授で、現・名誉教授の松重和美氏らが進めていた
「京都電気自動車プロジェクト」を引き継ぐ形で2010年4月に小間裕康氏が創業した。
(GLMはグリーンロードモータース株式会社の略)

同社が2013年に99台限定で発売したEVスポーツカー「トミーカイラZZ」は、
税別800万円という価格ながら初日に完売し、話題になった。
小間裕康氏が2010年に立ち上げたGLMは、スポーツカー型の電気自動車(EV)を
手掛けている。2013年には、EVスポーツカー「トミーカイラZZ」を99台限定で販売し、
税抜き800万円という価格ながら即完売。完成車だけでなく、モーターや
2次電池を搭載して基本性能を確保しつつ、実用水準の強度や剛性を備えた
シャーシの提供も予定している,
GLMが京都にこだわる最大の理由は、EVの主要部材を手掛ける企業が
数多く存在していることにある。例えば、車載部品のオムロン、
電池のジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)、
キャパシターや急速充電器のニチコン、モーターの日本電産といった具合だ。
実際、トミーカイラZZのLi(リチウム)イオン2次電池はGSユアサが出資する
リチウムエナジージャパン製、車載充電器一体型DC-DC(直流-直流)コンバーターは
ニチコン製、パワーリレーはオムロン製だ。他にも京都をはじめ、日本メーカーの部品を
積極的に利用している。
小間氏は、最初に作るEVを、価値を認めてもらえば高価でも売れるスポーツカーに絞った。
米Tesla Motors(テスラモーターズ)と同じ戦略だ。ベースとなる車体として目を付けたのが、
かつて一部のクルマ好きに絶大な支持を受けた、トミタ夢工場のエンジン車「トミーカイラ」である。

■アジアの新興企業が興味
このブランドをEVで継承したいと、小間氏はトミタ夢工場の創業者に会いに行き、了承を得る。
その後、大手自動車メーカーで高級車を手掛けていた技術者などがGLMに加わり、
立ち上げからわずか3年ほどでEVの発売に、4年ほどで納車にこぎつけた。
EVベンチャーとしては異例の速さである。
GLMの強みは、「車台(シャーシ)」にある。モーターや2次電池を搭載して
EVとしての基本性能を確保しつつ、実用水準の強度や剛性などの安全性能を確保した。
「ボディーカウル(車体を覆う外装)」だけを変えれば、すぐに異なる車種を作れる。
EVの各種性能を変えることも比較的容易だという。
シャーシは大きく3つの「モジュール」で構成する。ヘッドランプなどがある前方部、
座席などがある中央部、モーターやインバーター、2次電池など駆動部の主要部品を
収めた後方部である。これらのモジュールを適宜変更することで、少量多品種生産に対応する。
例えば、後方部の駆動部を変更し、走行性能を変える。
その際、変更したモーターやインバーター、2次電池などの特性に応じて制御技術を変える。
この制御技術を持つことも、GLMの強みだという。
GLMは今後、このシャーシをEVのプラットフォームとして外販していく考え。
「シャーシを外販する自動車メーカーはないので、海外の新興企業、
特にアジア地域のEVを作りたい企業が強い関心を寄せている」(小間氏)という。
新しいビジネスモデルとして注目ですね。
これによってEVシャーシのOEM先になれば
面白いではないですか。
ちなみにアウトランダーPHEVのリチウムイオンバッテリーも
GSユアサ製です。

➡︎◻︎GSユアサのバッテリーNASAに採用
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