PHEV ブログ

アウトランダーPHEV(2013年新発売時 初号機)乗りのブログです

欧米の厳しいCO2規制に対応できるのか? プラグインハイブリッドPHEVの現状

PHEVの日独の実情に触れた記事があったので
紹介させてもらいます。



●経産省に集まったドイツPHEV軍団
 
 次世代自動車の覇権は、どうやら広くは欧州車、狭くはドイツ車に握られたようである。少なくともプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)の実権は日本にはない。

 そのことを紛れもない事実として表すイベントが開催された。2カ月あまり前の5月16日、G7激励のために東京から三重県津市まで、およそ400キロメートルをキャラバンする「EV・PHV東京-伊勢志摩キャラバン」(主催:次世代自動車振興センター、共催:三重県)である。このイベントのために日本にある電気自動車(EV)、PHEV、燃料電池車(FCV)が、経済産業省中庭に集まった。そのほとんどが欧州車であり、中心はドイツ車であった。

 PHEVに関していえば、日本製はあるにはあったが存在感は薄く、東京での展示だけでキャラバンには参加せず、津市で鈴木英敬三重県知事の歓迎の挨拶を拝聴することは叶わなかった。しかも集まったPHEVはみな重量級の車であったにもかかわらず、途中で充電もほとんどせず優秀な燃費を示した。ここに集合したPHEVのEV航続距離、ハイブリッド時の燃費、車重は以下のとおり。
プラグインハイブリッドPHEV一覧 2016

・アウディA3 Sportback e-tron(52.8km、23.3km/l、1570kg)
・VW ゴルフGTE(53.1km、23.8km/l、1580kg)
・ポルシェ パナメーラS E-hybrid(36km、12.3km/l、2095kg)
・BMW X5 xDrive40e(30.8km、13.8km/l、2370kg)
・BMW 225xe アクティブツアラー(42.4km、17.6km/l、1740kg)
・BMW 330e(36.8km、17.7km/l、1770kg)
・BMW i8(35km、19.4km/l、1490kg)
・ボルボ XC90(T8 Twin Engine)(35.4km、15.3km/l、1850kg)
・メルセデスベンツ C350e(30.6km、17.2km/l、1780kg)
・トヨタ プリウスPHV(旧型 展示のみ)(26.4km、31.6km/l、1410kg)
・ホンダ アコードプラグインハイブリッド(公官庁フリートユーザーにリース 展示のみ)(60.2km、20.2km/l、1740kg)
プラグインハイブリッドPHEV一覧 2016

 これら以外にもEVとFCVがあったが、FCVは展示のみのであった。

 また、国内ですでに販売されているが、キャラバンに参加せず展示もなかったPHEVは以下のとおり。
プラグインハイブリッドPHEV一覧 2016

・VWパサート GTE(51.7km、21.4km/l、1720kg)
・メルセデスベンツ S550e(33.0km、13.4km/l、2330kg)
・三菱自動車 アウトランダーPHEV(60.2km、20.2km/l、1850kg)

 ちなみに、近々に新たに発売されるPHEVは以下である。

・トヨタ プリウスPHV(新型今秋発売予定)(60km、37.0km/l、1510kg)
プラグインハイブリッドPHEV一覧 2016

●ヨーロッパ14車種vs.日本1車種
 
 ドイツ勢としては、BMWが4車種、VW、アウディ、ポルシェのVWグループで4車種、メルセデスベンツが2車種の計10車種が、PHEVとして名乗りを上げている。さらに高級PHEVのポルシェ・カイエンPHEV、ポルシェ918PHEV、今秋には上陸するBMWの7シリーズのPHEVを加えると13車種となる。これにボルボを加えるとヨーロッパ勢は14車種を上陸させることになる。

 そればかりか、メルセデスベンツは17年までにあと8車種のPHEVを追加する。また、BMWは全車種に投入するとしているが、これは蒙古襲来か黒船来航である。

 一方、迎え撃つ日本勢は現在のところ、三菱自動車のアウトランダーPHEV、トヨタのプリウスPHV、ホンダのアコードプラグイン・ハイブリッドのたった3車種にすぎない。だが、プリウスPHV(旧型)はまもなく生産中止で、アコードプラグイン・ハイブリッドはそもそもフリートのみなので、ほとんど生産されていない。つまり、現役はアウトランダーPHEVの1車種のみなのだ。

 ヨーロッパ14車種vs.日本1車種の戦いは、神風でも吹かない限りヨーロッパの圧勝である。もっとも、PHEVの知名度は低く、その内容はもちろん名前さえ知らない人たちがほとんどで、まだ販売台数は上向いてはいない。この知名度の低さこそが、実は神風かもしれない。日本の市場は守られているが、それで果たして済む話なのだろうか。

●日本勢に立ちはだかるCO2規制

 EU(欧州連合)のCO2規制は、2021年に1km当たり95gとなる。ガソリン車で燃費に換算すると、リッター24.4kmである。重量車でこの規制をクリアするにはPHEV化が得策である。また、米国では18年モデルイヤーからカリフォルニア州を初めとして10州で、PHEVの販売が義務化される。ZEV規制の強化だ。 

 これまでは米国ビッグスリーと日本のトヨタ、日産、ホンダだけが対象であったが、メルセデス、BMW、VWそしてマツダとスバルも対象となる。PHEVを売らなければ、義務台数違反1台につき5000ドルものペナルティが科せられるのである。

 EUの自動車メーカーは、EU域内のCO2規制と米国のZEV規制に見事に対応しているといえる。果たして日本勢は、特にマツダとスバルはどうするのだろうか。
(文=舘内端/自動車評論家、日本EVクラブ代表)




この記事現状日本で買える全てのプラグインハイブリッド
の航続距離とEV燃費、車体重量の一覧が付いているので
興味深いです。
日本の電気自動車 EV PHV PHEV一覧 2016

改めて今週発売の新型プリウスPHVのスペックが凄い!!
ちなみにアウトランダーPHEVは、本年北米で販売予定であったが、
18年からのZEV規制をクリアするために発売を延期したという情報も。
ドイツに世界の覇権を奪われないためにも、国産各社も頑張って欲しいですね。


VWの電動車両攻勢 EV PHEV


➡︎◻︎VWの強烈な電動化計画2020
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