
電動車両用部品に対する
素材開発は、コストがかかる上、
スピードが求められます。
今こそ一社単体ではなく、
チームニッポンとしての
オープンイノベーションが
必要なのかもしれません。
素材メーカーが電気自動車(EV)向けの電池部材で「選択と集中」をする動きが鮮明になってきた。クレハは多様な電池材料を手掛ける戦略を転換し、世界シェアの高い正極材の関連材料を増産する。EV市場は拡大するが中国勢の参入などで競争が激化し投資負担は重くなっている。各社は強みに経営資源を振り向け生き残りを目指す。
EVの駆動源となるリチウムイオン電池は主に正極材、負極材、セパレーター(絶縁材)、電解液の4つの部材で構成される。
クレハは正極材を固定するバインダーという部材用の「ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)」を増産する。いわき事業所(福島県いわき市)の設備を増強し、生産能力を5割増の年6千トンにする。投資額は50億円前後とみられ、2018年度中の稼働を目指す。

同社は11年以降、伊藤忠商事などと共同出資で負極材などの製造販売に乗り出したが、販売の伸び悩みから今年1月に共同出資を解消。世界シェア50%を超えるバインダー用のPVDFに注力する。18年度には同製品の売上高を15年度比で5割増の130億円に高める計画だ。
調査会社のテクノ・システム・リサーチによると、EVの普及でリチウムイオン電池の主要材料の市場規模は20年に15年比2.4倍の1兆8100億円になる見込み。ただ、市場は拡大していても電解液や負極材は中国勢の新規参入が相次ぎ、価格競争が激しい。経営資源を絞り込む動きが他社でも広がる。
三菱ケミカルホールディングスは14年に正極材から撤退した一方、電解液では将来の全面統合を視野に来年、宇部興産と中国事業の共同出資会社を設立する。材料の特許を互いに利用できるようにして開発負担を抑え、消耗戦をなくす考えだ。
電動車両に関しては、素材部品メーカーを含んだ
総合力、チーム間競争の様相ですね。

→◻クレハ?これは?
素材開発は、コストがかかる上、
スピードが求められます。
今こそ一社単体ではなく、
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オープンイノベーションが
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EVの駆動源となるリチウムイオン電池は主に正極材、負極材、セパレーター(絶縁材)、電解液の4つの部材で構成される。
クレハは正極材を固定するバインダーという部材用の「ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)」を増産する。いわき事業所(福島県いわき市)の設備を増強し、生産能力を5割増の年6千トンにする。投資額は50億円前後とみられ、2018年度中の稼働を目指す。

同社は11年以降、伊藤忠商事などと共同出資で負極材などの製造販売に乗り出したが、販売の伸び悩みから今年1月に共同出資を解消。世界シェア50%を超えるバインダー用のPVDFに注力する。18年度には同製品の売上高を15年度比で5割増の130億円に高める計画だ。
調査会社のテクノ・システム・リサーチによると、EVの普及でリチウムイオン電池の主要材料の市場規模は20年に15年比2.4倍の1兆8100億円になる見込み。ただ、市場は拡大していても電解液や負極材は中国勢の新規参入が相次ぎ、価格競争が激しい。経営資源を絞り込む動きが他社でも広がる。
三菱ケミカルホールディングスは14年に正極材から撤退した一方、電解液では将来の全面統合を視野に来年、宇部興産と中国事業の共同出資会社を設立する。材料の特許を互いに利用できるようにして開発負担を抑え、消耗戦をなくす考えだ。
電動車両に関しては、素材部品メーカーを含んだ
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