PHEV ブログ

アウトランダーPHEV(2013年新発売時 初号機)乗りのブログです

中国新興EVメーカー、8社は2017年内にもEVを量産?!

中国のEVメーカーから続々本当に走る量産EVが発売されそうです。
恐るべし中国。


 中国ではこの1、2年で、電気自動車(EV)製造に乗り出す新規参入企業が相次ぎ登場した。「楽視」、「蔚來」、「小鵬」、「前途」、「車和家」、「雲度」、「奇点」、「電珈」、「遊侠」、「鳳翔」、「凌雲」、「威馬」と計12社もある。上記のうち、最初の8社は2017年内にもEVを量産すると発表している。また、「凌雲」は年内にテスト車の試運転と、2018~19年に量産すると発表した。「威馬」は2018年にEVを生産することを目指す。
 これらの企業の大きな特徴としては、もともとインターネット事業に関与していることが挙げられる。業務の推進スピードが速いという同事業での特徴を生かして、米国など海外メーカーとの共同開発や、最初の車種を海外で製造すると掲げている企業もある。しかも、販売手法としてはインターネットを活用するといった従来の自動車メーカーにはなかった特徴を持っている。このため、これらの企業は「インタ-ネット車づくり」とも呼ばれている。

「楽視」は3月に販売の予約開始

 上記の12社のうち、「楽視」はもっとも動きの早い1社。2016年末に浙江省徳清県に約1.3km2の一期目工場用土地を獲得しており、110億元(約1760億円)を投じて一期目工場を建設する。2018年に量産を開始するとしている。


楽視の「FF91」

中国新興EVメーカー 楽視の「FF91」蔚來の「EP9」小鵬の「XPENG」

 2017年3月に販売開始のEVは、アメリカで製造する「FF91」。2018年に納車する。FF91に搭載するモーターの最大出力は783kW、最大トルクは1800N・m。航続距離は700km。また、2018~19年に軽量化とした「LeSEE Pro」も発売する予定となっている。また、製造・販売も中国初のUP2U(User Planning to User)方式を導入するため、購入者がクルマのデザイン段階から、製造の全工程まで体験できる。

 「蔚來」は他の中国自動車メーカーとの合弁工場を2016年に着工した。最初の量産車は2017年末に市場に投入する予定だ。また、2代目の量産車も開発中で、2018年に発売するという。


蔚來の「EP9」

 2017年3月に中国国内で試乗できる最初のEVは、「EP9」という米国メーカーと共同開発したモデルである。4台のモーターと4台の独立トランスミッションからなって、合計1000kWの高出力を誇っている。0~200km/hまでの加速時間は7.1秒、最高速度が313km/hにも達する。急速充電ではフル充電するまでにはわずか45分しかかからない。航続距離は427km。また、電池システムは交換可能のカセット式としている。

「小鵬」は年末までに少量生産

 「小鵬」は、2017年末までに少量生産をスタートし、2018年末までに年間2万台まで生産量を引き上げる。さらに、2020年末までに年間20万台を製造する目標を掲げている。販売方式はリース方式を取っている。


小鵬の「XPENG」

 最初に市場に投入する車は、小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「XPENG」。独自開発のモーターシステムは、パワー密度が14.5kW/L、液体冷却の電池エネルギー密度が152Wh/kgに達しているという。2WDと4WDの2グレードがあって、0~100km/hまでの加速時間はそれぞれ7.9秒と5.8秒。航続距離は300km。


「前途」はEV乗用車の生産ライセンスを取得済み

 「前途」は、2016年2月に江蘇省蘇州市の生産工場の建設に着工し、10月に中国の「国家発展と改革委員会」から年間5万台の乗用車タイプのEVの生産資格を取得した。2017年後半に最初のEV「K50」をテスト生産し、年末までに量産する。K50は、0~100km/hまでの加速時間が4.6秒。最高速度は200km/h。航続距離は300kmという。電池は3元系正極材を用いたリチウムイオン電池とされている。


前途の「K50」

中国新興EVメーカー 前途の「K50」車和家のSEV 雲度の「A101」

「車和家」はクルマの生産工場の他に電池工場も

 「車和家」は江蘇省常州市にEVの生産工場を着工した。第1工場と第2工場の順に工場を立ち上げる。投資額は50億元(約800億円)。第1工場は2017年末に竣工する予定で、生産能力が20万台。また、自動車の生産工場のほかに、電池パックの組立工場も建築する予定で、毎日に20万個の18650電池セルを電池パックに組み立てる。


車和家のSEV(Smart Electric Vehicle)とSUVのイメージ図

 小型SEV(Smart Electric Vehicle)と大型SUVの2車種があり、小型SEVは、2019年内に発売する。価格が約4万元(約64万円)。18650電池セルを使った世界最高のエネルギー密度を持つ電池パックを使う。また、電池パックは分離式で、室内に持ち込んで充電できる。大型SUVは7人乗り、2019年内に発売する。価格が約30万元(約480万円)。大型SUVにはEVとEREV(extended range electric vehicle:レンジエクステンダー付きEV)の2種類があって、いずれもトヨタ自動車のレクサス「RX450」を目標としている。燃費や加速性能などの指標はすべてRX450と同等レベルにするという。

「雲度」は2017年上海モーターショーで最初のEVを発売

 「雲度」は年間6.5万台のEVを生産する計画が政府に許可されており、2017年内に発売開始する。販売目標は2017年に2.8万台、2018年に6万台、2020年には10万台超としている。


雲度の「A101」

 最初のEVは、SUVの「A101」。2017年上海モーターショーで発表する予定で、6月に納車する。A101は、イタリアのミラノにある「雲度」のデザインセンターが設計して、30代の若者をターゲットとしている。最高速度が100km/h以上、0~100km/hまでの加速時間が10秒以下、航続距離は400km強、質量1t当たりの100kmの電力消費量が10kWh以下とされている。また、2017年7月に「A301」というA101より一回り大きいSUVも発売する予定となっている。さらに、2018年9月にアルミ合金車体、ポンネットなどのカバー部品がCFRP(炭素繊維強化樹脂)材料の、長さが5m近い大型SUVを市場に投入するという。

「奇点」は6億米ドル融資、安徽省に新エネルギー車パーク立ち上げ

 「奇点」は、6億米ドルの融資を獲得しており、2017年末に安徽省銅陵市に80億元(約1280億円)を投じて「スマート新エネルギー車パーク」という生産拠点の建設を始める。2018年内に1期目の工場を完成させる予定となっている。


奇点の「HELLO」

中国新興EVメーカー 奇点の「HELLO」電珈の「EV10」

 「奇点」の1台目のEV「HELLO」は2017年末に他の生産ラインでまず少量に生産し発売する。同車の外観デザインは、Citroen中国のチーフデザイナーが設計した。クルマ全体は、日本のGLM社と共同開発したもので、発表会にはGLM社の代表取締役小間裕康氏が登壇した。




「電珈」の生産ラインが2016年10月にも稼動

 「電珈」は、2016年10月に「EV10」という小型EVの量産試作車の生産を始めた。現在は試作車と生産ラインについて最終的な検査や調整を行っている。2017年内に発売する。


電珈の「EV10」

 「EV10」は、モーターの最大出力が約42kW(30秒間持続)、定格出力が約21kW。最大トルクは150N・m。航続距離は155km。3元系リチウムイオン電池を使っている。急速充電では、電力容量が80%になるまでの所要時間は48分。

「遊侠」は2017年に5万~6万台を販売する計画

 「遊侠」の計画では、2017年に5万~6万台を販売して、2018年に20万台の高性能EVを量産する。2018年以降の3年間では、毎年に新車2車種のスピードで合計7車種を販売する予定となっている。乗用車、SUV、MPV(多目的車)のシリーズ化を予定しているが、2017年第4四半期にまずスポーツカー「遊侠X」を量産する。車体がアルミ合金製、シングルモーターとデュアルモーターの2モデルを提供する。0~100km/hまでの加速時間は4.6秒、航続距離は460km。


遊侠の「遊侠X」

中国新興EVメーカー 遊侠の「遊侠X」鳳翔の「泰坦」凌雲の2輪EV



「鳳翔」は3車種のEVを計画

 「鳳翔」は、「泰坦」という名称のスポーツカーと、小型スポーツカーおよびSUVの3車種を計画している。「泰坦」のサンプルカーが既に完成した。中国国外で100~200台を製造して中国国内に輸入する。小型スポーツカーは中国国内の自動車メーカに委託して、1000~2000台を製造する予定となっている。SUVは現在未定。


鳳翔の「泰坦」

 「泰坦」は、車体にチタン合金を使い、ポンネットなどの外板部品はCFRPで製造する。デュアルモーターを搭載して、最大出力は400kW、最大トルクは1000N・m。0~100km/hまでの加速時間が3.9秒と速い。航続距離は400km。また、電池は3元系正極材を用いた18650リチウムイオン電池となっている。

「凌雲」の2輪EVは、2019年にも量産

 「凌雲」は、2014年に中国初の2輪EVを開発した。その後改良を重ねて、2016年にサンプルカーが北京自動車ショーに出展した。2017年内に試乗できるまでに完成度を向上させて、2019年に量産を計画している。


凌雲の2輪EV

 車体バランスの保持システムを独自に開発している。4輪車のできない「ゼロ半径Uターン」や「90度転向」、「横平行移動」などもできる。電池パックを取り外して、家庭用電源で充電できる。

「威馬」は8車種計画、2018年から順次発売

 「威馬」は、浙江省温州市に「新エネルギー車スマート工業園」の建設を始めた。工業園は「スマート製造」、「インテリジェンス物流」、「部品のスマート調達」、「自動運転のテスト」の四つの機能を持つ。生産能力は年間20万台。現在、ドイツ自動車メーカー1社のコア技術をベースに、「STD」と「PL」の2つのプラットフォームを作り、8車種を製造するという「128戦略」を推進している。最初のEVは、2018年に量産する予定だ。



結構本格的なものから、パクリ系でいささか怪しいものまで
百花繚乱の様子。
しかし今後も中華EV要注目です。
関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する