
テスラが懸念通り
モデル3の量産に苦労しているらしい、、、
という情報。
テスラが量産モデル「モデル3」の生産体制立ち上げに苦闘している。7~9月期は1500台の目標に対して260台にとどまった。関係者への取材で、ロボットを手動で操作している、部品の仕様が直前に変更、などの実態が明らかになった。
同社は、手ごろな価格の「モデル3」を数十万台製造し、量販メーカーに脱皮することを目指している。だが思わぬ障害(その一部はテスラ自身が引き起こした)がこの目標の達成に立ちはだかる。短期的な目標においては、すでに大幅な遅延が生じている。
テスラは2017年7~9月期にモデル3を1500台生産する目標を設定していたが、実際の生産台数は260台にとどまった。さらに11月1日、生産台数を週5000台に引き上げる計画の実現を3カ月先送りし、来年3月に再設定した。米ネバダ州で運営するバッテリー工場での遅れが主因だという。
イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)はこの日、「モデル3の製造は何千もの工程から成り立っている。このうち最も大幅に遅れ、不運な出来事に見舞われた工程と、歩調を合わさざるを得ない」と語った。

翌2日、テスラの株価は6.8%下落した。この下落には、米政府が計画する税制改革によって、電気自動車の購入に対する税制優遇がなくなることも影響した。モデル3をはじめとする量産型の電気自動車にとって、この優遇措置は販売を後押しする重要な原動力だった。
本紙(英フィナンシャル・タイムズ)は数週間にわたって、テスラの生産工程に詳しい十数人の関係者に取材した。この取材を通じて、現在浮上している問題に加えて、マスク氏が「不運な出来事」と一くくりにした工程上の問題が幾つも明らかになった。
問題の一つは、自動で動作するはずの生産ロボットを、米カリフォルニア州フリーモント工場の作業員が手動で操作していることだ。コストの超過も見受けられる。設計・仕様が直前に変更になり、部品の納入に遅れが生じた。ようやく部品が工場に届いても、生産ラインのシーケンス(順番)に組み込むことができず、数多くのクルマが未完成のままラインから出てくる事態が相次いでいる。
自動車の生産に詳しい専門家らは、問題の多くは「基本的なもの。テスラが猛スピードで開発・製造することにこだわっていることが原因」と指摘する。テスラで上級幹部を務めたある人物は「テスラは優秀な人材を抱えているかもしれない。だが、ボスが望む通りのことをやるだけなら、能力の浪費だ」と語る
テスラが1日に発表した17年7~9月期の決算では、税引き後損失が6億7100万ドル(約770億円)に膨らんだ。同社は決算発表の場で、製造工程において幾つか「ボトルネック」を抱えていると明らかにした。
テスラの説明によれば、バッテリー工場で部品メーカーの1社が“へま”をしたため、導入済みの自動生産システムを利用することができず、一部の作業員が手作業でバッテリーパックを組み立てている。マスク氏はこの状況を「恐ろしく非効率だ」と形容した。

だが、テスラが説明したのと同じ状況が、フリーモントにある同社のメーン組み立て工場でも起きている。ごく最近、同工場を訪れた2人の関係者によれば、生産のスピードアップを図るために導入されたKUKA(ドイツ産業ロボット大手)製ロボットが、依然として手動で操作されている。
世界中の自動車工場を視察した経験を持つある関係者は「生産ラインの周囲にこんなに多くの人がいるのを見たことがない」と話し、「工場は人でごった返していた。工場が自動化されているなら、人はもっとずっと少なくてよいはずだ」と疑問を呈した。
日産自動車の英サンダーランド工場は世界で最も効率的な施設の一つと見なされている。ここは、作業がたった6分間中断しただけで赤字操業になると、日産グループはみている。
テスラの工場を訪問したある関係者によれば、生産ラインは品質検査のためにしょっちゅう停止していたという。「効率的というにはほど遠い」とこの人物は語る。
中略
マスク氏は現在生じている遅れはやがて忘れ去られると語る。
だが、モデル3を予約した顧客の元に10月末~11月初頭、納入の遅れを知らせるメールが届いた。テスラが直面する生みの苦しみは重大な危機を招く恐れがある。モデル3の手付金として1000ドル(約11万4000円)を前払いしている50万人近い顧客が予約をキャンセルし、他のメーカーに乗り換える可能性があるのだ。
うわぁ
これは深刻そうです。
EVは、コモディティでスマホみたいにポンポン出来そうに
言われている昨今ですが、
今までは殆どが高級車での少量生産でした。
これが大量生産となると、多くのノウハウや人材が
必要なのかもしれません。
マスクCEO正念場です。
果たして予約が取り消されないうちに納車できるのか?
見ものです。

➡︎◻︎テスラモデル3大量の予約受注

➡︎◻︎テスラ ギガファクトリー

➡︎◻︎テスラとGLIMのビジネスモデルの違い

➡︎◻︎テスラ幹部の退職が続いている
モデル3の量産に苦労しているらしい、、、
という情報。
テスラが量産モデル「モデル3」の生産体制立ち上げに苦闘している。7~9月期は1500台の目標に対して260台にとどまった。関係者への取材で、ロボットを手動で操作している、部品の仕様が直前に変更、などの実態が明らかになった。
同社は、手ごろな価格の「モデル3」を数十万台製造し、量販メーカーに脱皮することを目指している。だが思わぬ障害(その一部はテスラ自身が引き起こした)がこの目標の達成に立ちはだかる。短期的な目標においては、すでに大幅な遅延が生じている。
テスラは2017年7~9月期にモデル3を1500台生産する目標を設定していたが、実際の生産台数は260台にとどまった。さらに11月1日、生産台数を週5000台に引き上げる計画の実現を3カ月先送りし、来年3月に再設定した。米ネバダ州で運営するバッテリー工場での遅れが主因だという。
イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)はこの日、「モデル3の製造は何千もの工程から成り立っている。このうち最も大幅に遅れ、不運な出来事に見舞われた工程と、歩調を合わさざるを得ない」と語った。

翌2日、テスラの株価は6.8%下落した。この下落には、米政府が計画する税制改革によって、電気自動車の購入に対する税制優遇がなくなることも影響した。モデル3をはじめとする量産型の電気自動車にとって、この優遇措置は販売を後押しする重要な原動力だった。
本紙(英フィナンシャル・タイムズ)は数週間にわたって、テスラの生産工程に詳しい十数人の関係者に取材した。この取材を通じて、現在浮上している問題に加えて、マスク氏が「不運な出来事」と一くくりにした工程上の問題が幾つも明らかになった。
問題の一つは、自動で動作するはずの生産ロボットを、米カリフォルニア州フリーモント工場の作業員が手動で操作していることだ。コストの超過も見受けられる。設計・仕様が直前に変更になり、部品の納入に遅れが生じた。ようやく部品が工場に届いても、生産ラインのシーケンス(順番)に組み込むことができず、数多くのクルマが未完成のままラインから出てくる事態が相次いでいる。
自動車の生産に詳しい専門家らは、問題の多くは「基本的なもの。テスラが猛スピードで開発・製造することにこだわっていることが原因」と指摘する。テスラで上級幹部を務めたある人物は「テスラは優秀な人材を抱えているかもしれない。だが、ボスが望む通りのことをやるだけなら、能力の浪費だ」と語る
テスラが1日に発表した17年7~9月期の決算では、税引き後損失が6億7100万ドル(約770億円)に膨らんだ。同社は決算発表の場で、製造工程において幾つか「ボトルネック」を抱えていると明らかにした。
テスラの説明によれば、バッテリー工場で部品メーカーの1社が“へま”をしたため、導入済みの自動生産システムを利用することができず、一部の作業員が手作業でバッテリーパックを組み立てている。マスク氏はこの状況を「恐ろしく非効率だ」と形容した。

だが、テスラが説明したのと同じ状況が、フリーモントにある同社のメーン組み立て工場でも起きている。ごく最近、同工場を訪れた2人の関係者によれば、生産のスピードアップを図るために導入されたKUKA(ドイツ産業ロボット大手)製ロボットが、依然として手動で操作されている。
世界中の自動車工場を視察した経験を持つある関係者は「生産ラインの周囲にこんなに多くの人がいるのを見たことがない」と話し、「工場は人でごった返していた。工場が自動化されているなら、人はもっとずっと少なくてよいはずだ」と疑問を呈した。
日産自動車の英サンダーランド工場は世界で最も効率的な施設の一つと見なされている。ここは、作業がたった6分間中断しただけで赤字操業になると、日産グループはみている。
テスラの工場を訪問したある関係者によれば、生産ラインは品質検査のためにしょっちゅう停止していたという。「効率的というにはほど遠い」とこの人物は語る。
中略
マスク氏は現在生じている遅れはやがて忘れ去られると語る。
だが、モデル3を予約した顧客の元に10月末~11月初頭、納入の遅れを知らせるメールが届いた。テスラが直面する生みの苦しみは重大な危機を招く恐れがある。モデル3の手付金として1000ドル(約11万4000円)を前払いしている50万人近い顧客が予約をキャンセルし、他のメーカーに乗り換える可能性があるのだ。
うわぁ
これは深刻そうです。
EVは、コモディティでスマホみたいにポンポン出来そうに
言われている昨今ですが、
今までは殆どが高級車での少量生産でした。
これが大量生産となると、多くのノウハウや人材が
必要なのかもしれません。
マスクCEO正念場です。
果たして予約が取り消されないうちに納車できるのか?
見ものです。

➡︎◻︎テスラモデル3大量の予約受注

➡︎◻︎テスラ ギガファクトリー

➡︎◻︎テスラとGLIMのビジネスモデルの違い

➡︎◻︎テスラ幹部の退職が続いている
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