
調査会社として著名な「インテージ」社が
電動車の購入を検討している人について調査をしています。

今、電動車の購入を検討している人はどのくらい?
まずは電動車を「買いたい気持ち」の変化を追ってみます。
図表2は車を次に買い替えるときに、どのタイプの動力源を搭載した自動車を検討するかを複数回答で答えてもらった結果です。
電動車の中でも、発売後20年を経て既に市民権を得ているガソリンハイブリッド車は約半数の人が購入を検討したいと答えているのに対し、直近の次世代電動車として期待されているプラグインハイブリッド車や電気自動車を検討したいと答えている人はどちらも1割前後。まだ一部の人たちに限られています。とはいえ購入を検討している人はじわじわと増えていることもわかります。
このデータを年代別に見てみましょう。下記のグラフはプラグインハイブリッド車もしくは、電気自動車を検討している人の割合を年代別にみたものです。(図表3)
いずれの年代でも増加傾向にありますが、60代の増加が特に顕著です。


「電気自動車・プラグインハイブリッド車」を買いたい人はどんな人?
次世代型の電動車として、少ないながら購入検討する人が増えつつある、電気自動車とプラグインハイブリッド車。ここからは、電気自動車またはプラグインハイブリッド車を検討するとしている人たち(以下EV or PHEV購入意向者)を、ガソリン車またはガソリンハイブリッド車だけを検討している人たち(以下HEV or ガソリン購入意向者)と比較することで見えてきた、「EV or PHEV購入意向者」の特徴を紹介します。
まず、「EV or PHEV購入意向者」の価値観や意識特性の特徴を見ていきましょう。
「HEV or ガソリン購入意向者」と生活価値観を比較すると、「EV or PHEV購入意向者」の方が「環境意識が高い」人が多いのは想像に難くありませんが、同時に「新しいものはまず試す」といった新しいものへの好奇心が高い人が多い傾向も見られました。(図表4)
具体的には、自動車に先進性を求めるだけでなく、一般的な消費行動においても「新しいものを積極的に取り入れたい」という意識が高い人が多く、さらに「技術の先端をいく製品をいち早く生活に取り入れる」ことを望んでいる人が多い傾向がみられました。
この消費行動における考え方の基準には、「技術の進歩で世の中はより良くなっていく」「最新の技術がわかる先進的な人と思われたい」といった価値観が背景にあると考えられます。科学技術を信頼するとともに先進的でありたいとの自尊感情を持っている姿が浮かび上がってきます。
このような価値観や考え方は、次世代自動車である電気自動車やプラグインハイブリッド車と親和性が高いといえるのではないでしょうか。
また、これらの価値観に基づく行動を実現するためと推測されますが、情報収集も活発で、テレビで視聴するコンテンツは「HEV or ガソリン購入意向者」よりもニュースや報道番組の視聴時間が長く、バラエティ番組の視聴時間は短いとの結果になっています。(図表5)


さらに、様々な情報源を使い分けたり、入手した情報を自身で取捨選択するといった情報処理能力が高い人が多い傾向も見られました。
このほか、「EV or PHEV購入意向者」は「知識や教養を身に着ける時間」や「芸術・文化を楽しむ時間」さらに「身体を動かす時間」を大切にしている人が多く、「自分磨きにお金を使う」ことに積極的な人物像が見えてきます。(図表6)
自分自身を高め続けているという自覚が、そんな自分にふさわしい先進的な自動車を選びたいという気持ちにつながっているのかもしれません。
加えて、「EV or PHEV購入意向者」の特徴として、「人との交流に積極的である」人が多いという傾向も特筆すべきポイントです。「家族だけでなく社会とのつながりも大切にしたい」「人や社会のために役に立ちたい」と考えている人が多いとの調査結果が得られています。(図表7)
「社会の役に立ちたい」と考え、そのために必要な知識や体力を備えたいとの思いが、前述の「自分磨き」にもつながっている、とも考えられます。
他にも、お金に関する項目を見てみると、「EV or PHEV購入意向者」は「投資などにお金を使う」人が多いという傾向も見られました。
これまで述べてきたように、「EV or PHEV購入意向者」は先進的であったり、情報処理能力が高いといった価値観や行動特性を持っていることがわかりました。彼らは人との交流を大事にする傾向があるため、初期ユーザーとして取り込むことができれば、優秀なインフルエンサーとなってくれる可能性を秘めているとも言えそうです。
今後EVやPHEVが普及するにしたがい、購入意向層も変化していくと思われます。継続的にウォッチし続け、マーケティング活動に活用していく必要がありそうです。
→□元記事に
電動車両オーナーで次回購入意向者である自分を考えてみると、
中には当てはまらないこともありますが、
概ねこの傾向はあるような気がします。
○オヤジですし(まだ60までは少しありますが、、)
○新しモノ好き
○バラエティよりニュースドキュメンタリーを見る
○情報処理能力が高いかは?わかりませんが、こんなブログを書いています。
○遊び好き、人好き
×投資は積極的にやっていない(コツコツ貯める)
○正にアウトランダーPHEV普及のインフルエンサーの自負あります(笑)
調査ってコワイですね。かなりの確率でターゲットにロックオンされてしまいます。

→□2017東京モーターショー電動車両コンセプトカー個人的ベスト10
電動車の購入を検討している人について調査をしています。

今、電動車の購入を検討している人はどのくらい?
まずは電動車を「買いたい気持ち」の変化を追ってみます。
図表2は車を次に買い替えるときに、どのタイプの動力源を搭載した自動車を検討するかを複数回答で答えてもらった結果です。
電動車の中でも、発売後20年を経て既に市民権を得ているガソリンハイブリッド車は約半数の人が購入を検討したいと答えているのに対し、直近の次世代電動車として期待されているプラグインハイブリッド車や電気自動車を検討したいと答えている人はどちらも1割前後。まだ一部の人たちに限られています。とはいえ購入を検討している人はじわじわと増えていることもわかります。
このデータを年代別に見てみましょう。下記のグラフはプラグインハイブリッド車もしくは、電気自動車を検討している人の割合を年代別にみたものです。(図表3)
いずれの年代でも増加傾向にありますが、60代の増加が特に顕著です。


「電気自動車・プラグインハイブリッド車」を買いたい人はどんな人?
次世代型の電動車として、少ないながら購入検討する人が増えつつある、電気自動車とプラグインハイブリッド車。ここからは、電気自動車またはプラグインハイブリッド車を検討するとしている人たち(以下EV or PHEV購入意向者)を、ガソリン車またはガソリンハイブリッド車だけを検討している人たち(以下HEV or ガソリン購入意向者)と比較することで見えてきた、「EV or PHEV購入意向者」の特徴を紹介します。
まず、「EV or PHEV購入意向者」の価値観や意識特性の特徴を見ていきましょう。
「HEV or ガソリン購入意向者」と生活価値観を比較すると、「EV or PHEV購入意向者」の方が「環境意識が高い」人が多いのは想像に難くありませんが、同時に「新しいものはまず試す」といった新しいものへの好奇心が高い人が多い傾向も見られました。(図表4)
具体的には、自動車に先進性を求めるだけでなく、一般的な消費行動においても「新しいものを積極的に取り入れたい」という意識が高い人が多く、さらに「技術の先端をいく製品をいち早く生活に取り入れる」ことを望んでいる人が多い傾向がみられました。
この消費行動における考え方の基準には、「技術の進歩で世の中はより良くなっていく」「最新の技術がわかる先進的な人と思われたい」といった価値観が背景にあると考えられます。科学技術を信頼するとともに先進的でありたいとの自尊感情を持っている姿が浮かび上がってきます。
このような価値観や考え方は、次世代自動車である電気自動車やプラグインハイブリッド車と親和性が高いといえるのではないでしょうか。
また、これらの価値観に基づく行動を実現するためと推測されますが、情報収集も活発で、テレビで視聴するコンテンツは「HEV or ガソリン購入意向者」よりもニュースや報道番組の視聴時間が長く、バラエティ番組の視聴時間は短いとの結果になっています。(図表5)


さらに、様々な情報源を使い分けたり、入手した情報を自身で取捨選択するといった情報処理能力が高い人が多い傾向も見られました。
このほか、「EV or PHEV購入意向者」は「知識や教養を身に着ける時間」や「芸術・文化を楽しむ時間」さらに「身体を動かす時間」を大切にしている人が多く、「自分磨きにお金を使う」ことに積極的な人物像が見えてきます。(図表6)
自分自身を高め続けているという自覚が、そんな自分にふさわしい先進的な自動車を選びたいという気持ちにつながっているのかもしれません。
加えて、「EV or PHEV購入意向者」の特徴として、「人との交流に積極的である」人が多いという傾向も特筆すべきポイントです。「家族だけでなく社会とのつながりも大切にしたい」「人や社会のために役に立ちたい」と考えている人が多いとの調査結果が得られています。(図表7)
「社会の役に立ちたい」と考え、そのために必要な知識や体力を備えたいとの思いが、前述の「自分磨き」にもつながっている、とも考えられます。
他にも、お金に関する項目を見てみると、「EV or PHEV購入意向者」は「投資などにお金を使う」人が多いという傾向も見られました。
これまで述べてきたように、「EV or PHEV購入意向者」は先進的であったり、情報処理能力が高いといった価値観や行動特性を持っていることがわかりました。彼らは人との交流を大事にする傾向があるため、初期ユーザーとして取り込むことができれば、優秀なインフルエンサーとなってくれる可能性を秘めているとも言えそうです。
今後EVやPHEVが普及するにしたがい、購入意向層も変化していくと思われます。継続的にウォッチし続け、マーケティング活動に活用していく必要がありそうです。
→□元記事に
電動車両オーナーで次回購入意向者である自分を考えてみると、
中には当てはまらないこともありますが、
概ねこの傾向はあるような気がします。
○オヤジですし(まだ60までは少しありますが、、)
○新しモノ好き
○バラエティよりニュースドキュメンタリーを見る
○情報処理能力が高いかは?わかりませんが、こんなブログを書いています。
○遊び好き、人好き
×投資は積極的にやっていない(コツコツ貯める)
○正にアウトランダーPHEV普及のインフルエンサーの自負あります(笑)
調査ってコワイですね。かなりの確率でターゲットにロックオンされてしまいます。

→□2017東京モーターショー電動車両コンセプトカー個人的ベスト10
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