
日産がリーフやノートe-POWER、セレナe-POWERに装備している
アクセルペダルだけで加速・減速が可能なワンペダルドライブが、
雪道で好評とのこと。
用意された車両は、リーフやノートe-POWER、セレナe-POWERがメインで、雪上の特設コースと一般道で試乗体験をした。今回のテーマはEVにスポットを当て、雪上のモーター駆動車の能力を紹介しよう。*試乗車はスタッドレスを装着
冒頭書いたように、雪道を運転するのに4WD技術は絶対的な安心感があるが、モーター駆動も驚くほど安心感があるということをお伝えしたい。これは2018年の2月に公開した記事でも伝えているが、 モーターの緻密な制御が実はμの低い路面では抜群の安定感、安心感を生み出すということを体感するのだ。

ブレーキペダルを踏まなくていい?!
雪道を走行している時、何に気を使うかを考えると、やはりブレーキをかける瞬間だと思う。路面状況が圧雪、シャーベット、氷、北海道ならブラックアイスと呼ばれるツルツルの氷路面といった状況で、ブレーキを踏む。こうした場面はベテランドライバーであっても緊張が走り、神経を集中させタイヤのグリップを確かめながらブレーキをかけるものだ。
しかし、この日産の独自制御されたモーター駆動車だと、そこに神経を使うことがかなり軽減されるのだ。例えばガソリン車でアクセルペダルを離した時、エンジンブレーキがかかるが、日産のモーター駆動車はブレーキペダルを踏んだ時と同じくらいの減速をするモードがあるのだ。だから、ブレーキペダルを踏むことなく減速できるので、雪道でもそれほど神経質にならずとも運転できる。
その秘密は、リーフやe-POWERにはアクセルペダルだけで加速・減速が可能なワンペダルドライブという独自の制御技術が使われているからだ。仕組みは回生ブレーキの減速Gを高めることで減速を可能にしていること。リーフであれば「e-pedal」のモードにすると減速Gが0.2Gまで高められ、完全停止が可能になる。この0.2Gはどのくらいの減速力なのかというと、通常のエンジンブレーキより強く、フットブレーキを日常的に踏んだ時の減速感に近い。だから、アクセルペダルを放した瞬間、ブレーキを踏んだのと同じくらいの減速をするのだ。ちなみに、ガソリン車の減速Gはおよそ0.05G程度だ。

また、シリーズハイブリッドに分類されるノート、セレナに搭載しているe-POWERは、0.15Gの減速Gで設定され、完全停止はできないものの、やはりアクセルペダルだけで十分減速させることができる。だから、リーフと似たような運転が可能になるのだ。この減速Gを高めるモードはリーフは「e-pedal」、e-POWERなら「S」「eco」のモードで作動する。逆にこのモード以外は普通の減速になる。
NEXT:なぜ、こうした制御が可能なのかと言えば…
なぜ、こうした制御が可能なのかと言えば、電気モーターの出力制御はエンジン車とは比較にならないほど緻密に素早く制御ができるからだ。1万分の1秒のスピードで出力制御が可能で、スリップ状況を作り出さない、スリップしたら即座に出力ダウンさせる、といったことが想像を超える速度でコントロールされている。そのため加減速時にタイヤのグリップ力を最大限に引き出すことが可能となり、ここが安定感、安心感を生み出すポイントになる。
こうした制御を搭載したノートe-POWERは北海道のディーラーからも絶賛され、セールスマンからは「4WDは不要」という声が出るほどで、その安心感、安定感は受け入れらたそうだ。しかし、一般ユーザーには、このような話を聞いても、にわかに信じがたく、実際に乗って走って体験してみないことには納得できない、というユーザーも多いという。
こうした意見が多く、4WDを持たなかったノートe-POWERはクルマ選びの検討対象にならなかったというのだ。そのため、日産は追加モデルとしてノートe-POWERに4WDモデルを設定したという業界の噂だ。まさに経験から来る思い込み先入観だ。
もちろん、すべての路面状況を電気モーター駆動車はカバーできるというわけでない。発進やコーナリングでは4WDが有利な場面も当然あるが、常識的な日常使いにおいては4WDは不要という印象を持つことができ、選択肢が増えたと考えていいだろう。<レポート:高橋明/Akira Takahashi>
➡︎◻︎元記事に
成る程ですね。
ここに来て電動車両のモーター制御による走行が、日本の様々な路面環境でも
評価を上げてきていると言えるでしょう。
三菱アウトランダーPHEVの回生レベルセレクターを5にすると、
日産車の「e-pedal」のモードに近い感覚で運転できます。
雪道でブレーキを踏む回数が減るのは非常に安心できますね。
しかもガソリン車よりモーターなのでアクセルワークと実際の車輪制御の
時間差が少ないのが雪道などでの安心感の理由です。

➡︎◻︎リーフ搭載の「e−Pedal 」とは
以下は過去の三菱北海道での試乗会

➡︎◻︎三菱 雪の中の北海道での試乗会2016年

➡︎◻︎このころに開発中のプログラムを雪道でテスト@北海道
アクセルペダルだけで加速・減速が可能なワンペダルドライブが、
雪道で好評とのこと。
用意された車両は、リーフやノートe-POWER、セレナe-POWERがメインで、雪上の特設コースと一般道で試乗体験をした。今回のテーマはEVにスポットを当て、雪上のモーター駆動車の能力を紹介しよう。*試乗車はスタッドレスを装着
冒頭書いたように、雪道を運転するのに4WD技術は絶対的な安心感があるが、モーター駆動も驚くほど安心感があるということをお伝えしたい。これは2018年の2月に公開した記事でも伝えているが、 モーターの緻密な制御が実はμの低い路面では抜群の安定感、安心感を生み出すということを体感するのだ。

ブレーキペダルを踏まなくていい?!
雪道を走行している時、何に気を使うかを考えると、やはりブレーキをかける瞬間だと思う。路面状況が圧雪、シャーベット、氷、北海道ならブラックアイスと呼ばれるツルツルの氷路面といった状況で、ブレーキを踏む。こうした場面はベテランドライバーであっても緊張が走り、神経を集中させタイヤのグリップを確かめながらブレーキをかけるものだ。
しかし、この日産の独自制御されたモーター駆動車だと、そこに神経を使うことがかなり軽減されるのだ。例えばガソリン車でアクセルペダルを離した時、エンジンブレーキがかかるが、日産のモーター駆動車はブレーキペダルを踏んだ時と同じくらいの減速をするモードがあるのだ。だから、ブレーキペダルを踏むことなく減速できるので、雪道でもそれほど神経質にならずとも運転できる。
その秘密は、リーフやe-POWERにはアクセルペダルだけで加速・減速が可能なワンペダルドライブという独自の制御技術が使われているからだ。仕組みは回生ブレーキの減速Gを高めることで減速を可能にしていること。リーフであれば「e-pedal」のモードにすると減速Gが0.2Gまで高められ、完全停止が可能になる。この0.2Gはどのくらいの減速力なのかというと、通常のエンジンブレーキより強く、フットブレーキを日常的に踏んだ時の減速感に近い。だから、アクセルペダルを放した瞬間、ブレーキを踏んだのと同じくらいの減速をするのだ。ちなみに、ガソリン車の減速Gはおよそ0.05G程度だ。

また、シリーズハイブリッドに分類されるノート、セレナに搭載しているe-POWERは、0.15Gの減速Gで設定され、完全停止はできないものの、やはりアクセルペダルだけで十分減速させることができる。だから、リーフと似たような運転が可能になるのだ。この減速Gを高めるモードはリーフは「e-pedal」、e-POWERなら「S」「eco」のモードで作動する。逆にこのモード以外は普通の減速になる。
NEXT:なぜ、こうした制御が可能なのかと言えば…
なぜ、こうした制御が可能なのかと言えば、電気モーターの出力制御はエンジン車とは比較にならないほど緻密に素早く制御ができるからだ。1万分の1秒のスピードで出力制御が可能で、スリップ状況を作り出さない、スリップしたら即座に出力ダウンさせる、といったことが想像を超える速度でコントロールされている。そのため加減速時にタイヤのグリップ力を最大限に引き出すことが可能となり、ここが安定感、安心感を生み出すポイントになる。
こうした制御を搭載したノートe-POWERは北海道のディーラーからも絶賛され、セールスマンからは「4WDは不要」という声が出るほどで、その安心感、安定感は受け入れらたそうだ。しかし、一般ユーザーには、このような話を聞いても、にわかに信じがたく、実際に乗って走って体験してみないことには納得できない、というユーザーも多いという。
こうした意見が多く、4WDを持たなかったノートe-POWERはクルマ選びの検討対象にならなかったというのだ。そのため、日産は追加モデルとしてノートe-POWERに4WDモデルを設定したという業界の噂だ。まさに経験から来る思い込み先入観だ。
もちろん、すべての路面状況を電気モーター駆動車はカバーできるというわけでない。発進やコーナリングでは4WDが有利な場面も当然あるが、常識的な日常使いにおいては4WDは不要という印象を持つことができ、選択肢が増えたと考えていいだろう。<レポート:高橋明/Akira Takahashi>
➡︎◻︎元記事に
成る程ですね。
ここに来て電動車両のモーター制御による走行が、日本の様々な路面環境でも
評価を上げてきていると言えるでしょう。
三菱アウトランダーPHEVの回生レベルセレクターを5にすると、
日産車の「e-pedal」のモードに近い感覚で運転できます。
雪道でブレーキを踏む回数が減るのは非常に安心できますね。
しかもガソリン車よりモーターなのでアクセルワークと実際の車輪制御の
時間差が少ないのが雪道などでの安心感の理由です。

➡︎◻︎リーフ搭載の「e−Pedal 」とは
以下は過去の三菱北海道での試乗会

➡︎◻︎三菱 雪の中の北海道での試乗会2016年

➡︎◻︎このころに開発中のプログラムを雪道でテスト@北海道
- 関連記事
-
-
BMWジャパン、最大航続距離466km『i3新型バッテリー(120Ah)』発売 2019/02/20
-
電気自動車こそ本当に寒さに弱い実証データー 2019/02/19
-
アマゾンが将来のテスラのライバル「リビアン」に出資 2019/02/18
-
雪道で日産のアクセルのみ運転「e -pedal」が安心な理由 2019/02/16
-
マツダのロータリーエンジンを使った電動化計画について 2019/02/12
-
カスタムカーの祭典 東京オートサロン2019で見たコンパニオン嬢 2019/02/11
-
PHEVユーザーから見る「リーフオーナーの声 EVを乗りこなす秘訣」 2019/02/10
-


