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アウトランダーPHEV乗りのブログです(自称 発売以来PHEVを最も長く乗り続けている男の1人)

「三菱 2代目パジェロの功績」東洋経済のPHEV乗りなら読む価値あり記事

今日は経済誌の東洋経済に
自動車専門誌並みの
三菱の名車パジェロに関する
良い記事を見つけてしまったので、
これまた長文ですが、多くを紹介します。
原文へのリンクは記事の下にはっています。




(前半部略)
初代はまだ、4輪駆動車の扱いに熟練した人向けといった存在であった。
それを象徴するのが、4輪駆動方式だ。一般的にパートタイム式と呼ばれる仕組みで、後輪駆動をもとに、トランスファーと呼ばれる駆動力分割機構を備え、これを連結することにより前輪へも駆動力を伝達する。前輪の車軸には、前輪でも駆動するためのオン・オフ式の固定機構を備えていた。
4輪駆動とした際には、前輪と後輪の駆動力配分は50:50となり、この配分は最も的確にクルマを前進させる能力を持つ一方で、4輪とも同じ回転で駆動力を持つため、大回りするカーブはともかくも、舗装路で小回りすることが難しく、前進も後退もできなくなってしまう「タイトコーナーブレーキング」という現象が生じる。
初代三菱パジェロ

そこで、小回りが必要な場合には、あらかじめ後輪駆動へ戻す操作をしなければならない。運転に予測が不可欠で、運転者自身が4輪駆動でいくか、後輪駆動に戻すかをつねに先読みしながら運転することになる。それにはある程度の熟練を要した。
2代目 三菱パジェロ

1991年に登場した2代目パジェロになると、4輪駆動の方式が変更になる。前後の駆動力配分をセンターディファレンシャルとビスカスカップリングにより自動的に調整する機能を備え、常に4輪駆動で走ることを可能としたもの。ビスカスカップリングとは、一種のクラッチ機能だ。

いわゆるフルタイム4WDと言われる方式だが、パジェロはセンターディファレンシャルを固定状態にすることで、パートタイム式と同様につねに前後50:50の駆動力配分としたり、後輪駆動にしたりすることができるマルチなシステム「スーパーセレクト4WD」としていた。
2代目 三菱パジェロ スーパーセレクト4wd

4輪駆動のモードには4H、4HLc、4LLcの3つがあった。4Hは、センターディファレンシャルとビスカスカップリングの働きにより、雨天や高速道路での安定性確保に役立つモード。4HLcは、雪道などより滑りやすい路面状況で走る。
4LLcは、副変速機の低速ギアを併用し、徐行するような低速で着実に前進する過酷な悪路走行向けだ。ほかに、ウインチなどをエンジンで動かすためのNが(ニュートラル)があり、すべてシフトレバー横のトランスファーレバーで選べる。
このシステムなら、通常はフルタイム4WDとして、運転に未熟な人でもタイトコーナーブレーキングによりクルマが動かなくなってしまう心配がない。それでいて、パートタイム4WD車と同様に、未舗装路での走破性を確保できる。誰もが本格的な4輪駆動車を堪能できるようになったのだ。
(中略)
パジェロは3代目、4代目へと進化するにつれ、4輪駆動に電子制御を組み入れ、より精緻な制御を行うようになった。そうした技術は、1992年から発売された「ランサーエボリューション」でも磨かれ、三菱はWRCで活躍する。
 ことに旋回性能と4輪駆動の組み合わせでは、電子制御を生かした三菱の技術は世界屈指だ。この駆動制御の技術は、将来的にEV(電気自動車)でさらに活躍するだろう。各輪に備えた全4つのモーターを個別に制御することで、高い走行性能と安全性の確保に役立つ。次元を超えた自動運転技術へと、昇華させていける潜在能力があると言ってよい。
2代目 三菱パジェロ スーパーセレクト4wd

パジェロを起点とした4輪駆動技術による高い悪路走破性について、2度のパリ~ダカール・ラリー優勝経験を持つ増岡浩は「災害が増えた今日、自分のクルマで自宅へ安全・確実に帰れるのが三菱車だ、という魅力につながる」と話す。
もし、三菱が初代パジェロを作らなかったら、パリ~ダカール・ラリーへ参戦することはなかっただろう。地球の生の姿といえる荒野をクルマで走り、目的地に確実に到着できるための知見を積み重ねたことで、増岡の自信に満ちた言葉が導き出されている。それは三菱の財産だ。
そうした三菱を象徴したパジェロは、昨2019年に国内での販売を終了した。しかし、その技術や精神は、「アウトランダー」をはじめ残されたSUVに注入されているはずだ。

→■元記事(東洋経済)に




これまた良い記事ですねえ。
三菱の四駆技術の真髄が比較的素人にもわかりやすいです。
既に紹介したベストカー誌の「三菱の生き残り戦略とは」
と同じく益岡氏の「災害の時乗って帰れるクルマ」表現を
引用しているところも相通じる記事です。
電動4駆技術に引き継がれて、世界を驚かすクルマを
開発して欲しいです。
アウトランダーPHEV 2021*に期待しています。*2022年に遅延(8月8日修正)

三菱自動車の生き残り戦略 デリカD:5 アウトランダーPHEV

➡︎◻︎ベストカー誌の「三菱生き残り戦略とは?」

三菱パジェロの歴史

➡︎◻︎パジェロ37年の歴史に幕。栄光の軌跡


三菱 次期パジェロ2022 PHEV

➡︎◻︎2022年にパジェロがPHEVで復活?


三菱の4WD シリーズ 増岡浩

➡︎◻︎アナタの知らない三菱での増岡氏
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