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アウトランダーPHEV乗りのブログです(自称 発売以来PHEVを最も長く乗り続けている男の1人)

三菱、新型アウトランダーPHEVを何故ASEANで売らないか、、日経ビジネスより

カー専門誌とは、違う切り口で取材されるので
時々読んでいるのが日経ビジネスです。
今日はアウトランダーPHEVのグローバル展開について、



三菱自動車は新型の多目的スポーツ車(SUV)「アウトランダーPHEV」を発表した。約8年ぶりとなる全面改良で、日本のほか、北米やオセアニアで同社にとって最上級の旗艦車種として販売する。ただ、主力市場である東南アジアでの刷新はあえて見送り、従来モデルの販売を続ける。なぜなのか。
三菱新型アウトランダーPHEV 22型Mitsubishi Outlander PHEV 22

 「新型コロナウイルスにより販売が落ち込んでいたが、改善の兆しが見えてきた。そんなタイミングで新型車を投入でき、仕上がりにも大変満足している」。10月28日、オンラインでの新車発表会の場で、三菱自動車の加藤隆雄社長はこう述べた。
三菱新型アウトランダーPHEV 22型Mitsubishi Outlander PHEV 22 加藤社長

EV走行距離5割伸ばす
 アウトランダーは三菱自の世界販売のうち約2割を占めるなど、主力車種の一つ。なかでも外部からの充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHV)はモーターとエンジンの両方を搭載し、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)の「いいとこ取り」をした製品だ。

 買い物などのちょっとした距離であればEVモードで走り、大きなパワーが求められる坂道や充電する時間がなかった場合にはエンジンを使ってHVとして走る。環境性能も高いため、「PHEVは昨今関心の高まっているカーボンニュートラルに役立てる」と加藤社長は話す。

三菱自が12月から販売する新型「アウトランダーPHEV
 新型車は日本や北米、ニュージーランドやオーストラリアなどのオセアニア地域でも順次発売する。日本国内での価格は462万1100円から。従来モデルに比べて最安車の価格は28%引き上げた。バッテリーの容量を増やし、1回の充電でのEV走行の距離を87キロメートルと従来モデルより約5割伸ばした。

 四輪制御技術を搭載し山道のような厳しい環境での走行にも強い。2020年10月の日経ビジネスのインタビューで、加藤社長は「三菱自動車らしい車とは『パジェロ』や『ランサーエボリューション』のような走りを追求しながらも、環境技術との両輪を形にしていくこと」と話していた。新型アウトランダーPHEVは同社の目指す方向性を体現する車種といえそうだ。

 ただ、同社の世界販売のうち3割弱を占める東南アジアについては「新型車の販売計画はない」(加藤社長)。同社は「ビジネス戦略上の理由」と説明するが、背景には東南アジア諸国連合(ASEAN)地域全体に共通する電動化の遅れや、アウトランダーPHEVの従来モデルをタイで現地生産し始めてまだ日が浅い同社の事情がある。

三菱自動車 タイ工場
(三菱タイ工場)
例えば、日本メーカーが多く進出するタイ。同国の運輸省陸運局によると、20年の新規登録台数のうち、HVやPHEV、EVなど電動車が占める割合は4%。EVはわずか0.2%しかない。日本の電動車比率が36%(20年時点)なのと比較するとタイの電動化はまだ進んでいない。

 大きな理由といえるのが、価格だ。日本貿易振興機構(JETRO)バンコク事務所の北見創氏によると、「日本や中国のように、東南アジアでは電動車への購入補助金がない。そのため、一般消費者の手は電動車には届きづらい」と指摘する。

タイなどASEAN地域では電動車の普及が遅れている
 タイで販売している従来型のアウトランダーPHEVは20年に現地生産を始めた。価格は164万バーツ(約560万円)。部品の一部を日本から輸入することなどでコストがかさみ、タイで販売する従来型のほうが最新のアウトランダーPHEVの日本価格を100万円近く上回る。
三菱タイ工場 アウトランダーPHEV生産開始
(生産が2020年に始まった現行アウトランダーPHEV)
 今回の新型車は日本国内での生産となるため、仮に東南アジアで販売するなら、関税などを含めてさらに価格は上がってしまう。日本生産の新型に切り替えることで現地の消費者の手に届きにくくしてしまうより、三菱自が一定の手応えを感じている従来モデルでじっくり電動車市場の開拓を進めたほうがよい、という判断だ。

偏った政策、需要喚起は後回し
 タイはPHEVやEVを生産する自動車メーカーやバッテリー企業に対し、最大8年間法人税を免除するなどの投資施策を設けている。マレーシアやインドネシアなどもそれぞれメーカーに対する税負担の軽減策を打ち出しており、「電動車については投資奨励が大きな柱となっている」(北見氏)。

 つまり、各国政府の政策が自動車メーカーによる電動車投資の誘致というサプライサイドの刺激策に偏り、消費者にエンジン車からの買い替えを促すような需要喚起策が欠けてしまっているのだ。充電インフラの整備も遅々として進まない。

 タイを中心にピックアップトラックの人気が高く、ガソリン車の需要が根強い。PHVを売るための事業体制や店舗網が必ずしも十分でないという事情もメーカー側にありそうだ。

実は、三菱自が東南アジアの電動化で販売増を期待する、もう一つの車種がある。PHVではなくHVだ。東南アジアの電動化は欧州のようにEVに偏っているわけではなく、トヨタ自動車やホンダはHVの販売を伸ばしている。
三菱新型エクスパンダー new Mitsubishi Xpander 2021
(新型エクスパンダー)
 三菱自は20年7月に発表した中期経営計画で、インドネシアで大ヒットした小型ミニバン「エクスパンダー」のHVを23年度に発売する計画を掲げる。同社は軽自動車の一部でしかHVを取り扱っていなかったが、東南アジアを舞台に本格的にHVの販売に乗り出すことになる。

 こうした事情もあって、三菱自には最新のアウトランダーPHEVの東南アジア投入を急ぐ理由は乏しい。

 「二酸化炭素を減らすのであれば、どういう電源からエネルギーがつくられているかといった観点からも考える必要がある。東南アジアの各国政府はEVに高い関心を寄せているが、(三菱自は)状況を見ながらEVやHVなど全ての種類をそろえる」と加藤社長は話す。

➡□元記事に




成る程です。
東南アジアには新型アウトランダーPHEVは、未だ時期早尚という事ですね。
なので、ルノーとのアライアンス上で輸出のプライオリティが落ちたEUを
消去すると北米が日本以外の最大市場になるんでしょうね。

何だかこんなにいいクルマを日本と北米だけではもったいない気もしますが、
アライアンスのおかげでこんなレベルの高いクルマが開発できたとも言えます。
先ずは先行国で人気が出る事が優先と思います。

三菱新型エクスパンダー new Mitsubishi Xpander 2021

➡︎□新型エクスパンダー、ジャカルタに登場!

三菱新型アウトランダー2021-2022(北米仕様)


➡︎□三菱加藤社長、新型アウトランダーPHEVによる日米市場開拓に背水の陣
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