
国際投資アナリストの大原浩氏は、現代ビジネスに
コロナ後に、日本の製造業の強み「日本品質」が再評価されるのでは?
という記事を幾つか書いておられます。
非常に共感するのでご紹介します。
電気自動車では、しばしばバッテリーが発火する。
例えば、昨年5月17日のテレ朝ニュース「電動バスが自然発火で次々炎上…連日40℃近い熱波で」では、中国南部の広西チワン族自治区の大学においてバッテリーの大規模な炎上事故が発生したことを伝えている。

さらに、TBSの6月24日「電気自動車から発火、中国政府が普及進める『新エネルギー車』」の火災が増加」では、「新エネルギー車」の火災事故は、1~3月だけでも640件と、昨年同時期に比べて32%増加と伝えている。
また、米国でも、真壁昭夫氏のプレジデントオンライン記事「GMの『EV車発火リコール騒動』で露呈した"韓国製バッテリー"の問題点」のような問題が発生している。
さらに、前記GMにバッテリーを提供していたLG化学社を含む韓国メーカーの状況は驚くほどだ。

事故記事を列記してみよう。
1月12日のコリア・エコノミクス「現代自動車のEVがまた炎上 韓国で走行中に床から出火 リコールで電池交換後した車両なのに…」という記事がある。
2月22日のニフティニュースで、「ハンガリー公道で韓国製EV車が走行中に炎上…電池も韓国製 コンクリ衝突で運転手は病院搬送」と報道されている。

6月14日のRecord Chinaでは「韓国で現代自のEVが衝突3秒で炎に包まれる、運転手らは脱出できず死亡=韓国ネット『販売中止に』」と伝えられた。➡︎□ニュース記事に
そして、8月9日のRecord Chinaの「充電中のヒョンデEVで火災発生、車両全焼=韓国ネット『もはや爆弾』『こんな完成度で…』」という言葉がすべてを物語っている。➡︎□元記事に
GMの場合も、(安いから? )韓国製のバッテリーを使用していたわけだから、震源地は中国と韓国と言えるかもしれない。
「日本品質」は当たり前ではない
事実、私の知る限り日本製の自動車でこのようなバッテリー「炎上」騒ぎは起こっていない。

中略
昨年5月9日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位』になっていた…!」などで、日本の製造技術のすばらしさ(「日本品質」)についてこれまで繰り返し述べてきたが、日本の自動車メーカーが「日本品質」を維持する限り、これからもこのような「炎上騒ぎ」が起こる可能性は極めて低いと考える。
➡︎□現代ビジネス(大原氏過去記述)
だが、この素晴らしい「日本品質」が日々のニュースで伝えられることは極めて少ない。バッテリーが「爆発炎上」したら大きなニュースになるが、「爆発炎上せずに安全走行を続けている」ことはまずニュースにならないからだ。
優れた製品は、事故を起こさないから「話題にならない」。したがって「最高の仕事は何もしていない」ように見えるのだ。
中略
本当の名経営者とは、「常に企業を良好な状態に保ち、着実に成長させる」ものだ。「経営危機」などとは無縁だし、その経営危機の原因となる無謀な新規事業や不必要な拡大路線などとは無縁だから、会社の中も外も静かだ。要するに外側からは、毎日同じことの繰り返しで「何もしていない」ように見えてしまう。
したがって、ベンチャーや新規事業、あるいは「奇跡のV字回復」を実現した企業に比べて、「順風満帆な安定企業」の世間からの評価が低くなることがよくある。

バフェットは「最高の仕事」を見極める
そのギャップを上手に活用しているのが、投資の神様・バフェットである。バフェットは「見かけの派手さ」ではなく「内容の充実度」に投資しているとも言える。
メディアがやたらと騒ぐ新規性、将来性よりも「着実に現在から将来にわたって安定した利益を稼ぐ」ことを重要視し、それらの企業こそが「最高の仕事」をしていると考えるのだ。
世間はこれらの企業をきちんと評価せず「何もしていない」と思うのに対して、バフェットは「最高の仕事」をきちんと評価できるから、「企業を見極める」だけで、世界有数の大富豪になることができた。
中略

特に、新聞、テレビを始めとするメディアの情報は、元々「目先の派手さ」優先で「物事の本質」とは無関係な場合がほとんどであるから、惑わされないように注意しなければならない。
中略
「日本品質」を始めとする世の中を構成しているのは、「何もしていないように見える『最高の仕事』の集大成」なのである。
目先の派手さに目を奪われるのではなく「最高の仕事」とは一体どのようなものであるのかを、今一度考えるべきではないだろうか。
➡︎□元記事に
日本人特有の几帳面さ、正直さ、こだわり、職人気質が再評価される時代になるといいなと共感します。
但し日本人は「黙ってきっちりやる」のが美学と思う傾向があります。
又日本での常識が世界の常識でないことがわかっていない場合があります。
特に安心、安全の部分で、、
日本車が丈夫で壊れない点で海外で中古車が人気な理由は、
日本人が乗り換えた後の長い航続距離や過酷な道路環境でも故障しないことは、日本人にはあまり理解されません。
電動車両の安心安全が、もっと評価される時代がすぐそこにきている気がします。
ちなみにバフェット氏は近年保有した中国BYD株の多くを売っています。

➡︎□2021年記述 中国EV発火事件

➡︎□韓国LGのバッテリーが発火しリコールとなった現代とGM

➡︎□テスラ過去の上海、香港での発火事件

→□これはオーナーが悪いアウトランダーPHEV全焼事件

➡︎□三菱アウトランダーPHEV発火リコール
コロナ後に、日本の製造業の強み「日本品質」が再評価されるのでは?
という記事を幾つか書いておられます。
非常に共感するのでご紹介します。
電気自動車では、しばしばバッテリーが発火する。
例えば、昨年5月17日のテレ朝ニュース「電動バスが自然発火で次々炎上…連日40℃近い熱波で」では、中国南部の広西チワン族自治区の大学においてバッテリーの大規模な炎上事故が発生したことを伝えている。

さらに、TBSの6月24日「電気自動車から発火、中国政府が普及進める『新エネルギー車』」の火災が増加」では、「新エネルギー車」の火災事故は、1~3月だけでも640件と、昨年同時期に比べて32%増加と伝えている。
また、米国でも、真壁昭夫氏のプレジデントオンライン記事「GMの『EV車発火リコール騒動』で露呈した"韓国製バッテリー"の問題点」のような問題が発生している。
さらに、前記GMにバッテリーを提供していたLG化学社を含む韓国メーカーの状況は驚くほどだ。

事故記事を列記してみよう。
1月12日のコリア・エコノミクス「現代自動車のEVがまた炎上 韓国で走行中に床から出火 リコールで電池交換後した車両なのに…」という記事がある。
2月22日のニフティニュースで、「ハンガリー公道で韓国製EV車が走行中に炎上…電池も韓国製 コンクリ衝突で運転手は病院搬送」と報道されている。

6月14日のRecord Chinaでは「韓国で現代自のEVが衝突3秒で炎に包まれる、運転手らは脱出できず死亡=韓国ネット『販売中止に』」と伝えられた。➡︎□ニュース記事に
そして、8月9日のRecord Chinaの「充電中のヒョンデEVで火災発生、車両全焼=韓国ネット『もはや爆弾』『こんな完成度で…』」という言葉がすべてを物語っている。➡︎□元記事に
GMの場合も、(安いから? )韓国製のバッテリーを使用していたわけだから、震源地は中国と韓国と言えるかもしれない。
「日本品質」は当たり前ではない
事実、私の知る限り日本製の自動車でこのようなバッテリー「炎上」騒ぎは起こっていない。

中略
昨年5月9日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位』になっていた…!」などで、日本の製造技術のすばらしさ(「日本品質」)についてこれまで繰り返し述べてきたが、日本の自動車メーカーが「日本品質」を維持する限り、これからもこのような「炎上騒ぎ」が起こる可能性は極めて低いと考える。
➡︎□現代ビジネス(大原氏過去記述)
だが、この素晴らしい「日本品質」が日々のニュースで伝えられることは極めて少ない。バッテリーが「爆発炎上」したら大きなニュースになるが、「爆発炎上せずに安全走行を続けている」ことはまずニュースにならないからだ。
優れた製品は、事故を起こさないから「話題にならない」。したがって「最高の仕事は何もしていない」ように見えるのだ。
中略
本当の名経営者とは、「常に企業を良好な状態に保ち、着実に成長させる」ものだ。「経営危機」などとは無縁だし、その経営危機の原因となる無謀な新規事業や不必要な拡大路線などとは無縁だから、会社の中も外も静かだ。要するに外側からは、毎日同じことの繰り返しで「何もしていない」ように見えてしまう。
したがって、ベンチャーや新規事業、あるいは「奇跡のV字回復」を実現した企業に比べて、「順風満帆な安定企業」の世間からの評価が低くなることがよくある。

バフェットは「最高の仕事」を見極める
そのギャップを上手に活用しているのが、投資の神様・バフェットである。バフェットは「見かけの派手さ」ではなく「内容の充実度」に投資しているとも言える。
メディアがやたらと騒ぐ新規性、将来性よりも「着実に現在から将来にわたって安定した利益を稼ぐ」ことを重要視し、それらの企業こそが「最高の仕事」をしていると考えるのだ。
世間はこれらの企業をきちんと評価せず「何もしていない」と思うのに対して、バフェットは「最高の仕事」をきちんと評価できるから、「企業を見極める」だけで、世界有数の大富豪になることができた。
中略

特に、新聞、テレビを始めとするメディアの情報は、元々「目先の派手さ」優先で「物事の本質」とは無関係な場合がほとんどであるから、惑わされないように注意しなければならない。
中略
「日本品質」を始めとする世の中を構成しているのは、「何もしていないように見える『最高の仕事』の集大成」なのである。
目先の派手さに目を奪われるのではなく「最高の仕事」とは一体どのようなものであるのかを、今一度考えるべきではないだろうか。
➡︎□元記事に
日本人特有の几帳面さ、正直さ、こだわり、職人気質が再評価される時代になるといいなと共感します。
但し日本人は「黙ってきっちりやる」のが美学と思う傾向があります。
又日本での常識が世界の常識でないことがわかっていない場合があります。
特に安心、安全の部分で、、
日本車が丈夫で壊れない点で海外で中古車が人気な理由は、
日本人が乗り換えた後の長い航続距離や過酷な道路環境でも故障しないことは、日本人にはあまり理解されません。
電動車両の安心安全が、もっと評価される時代がすぐそこにきている気がします。
ちなみにバフェット氏は近年保有した中国BYD株の多くを売っています。

➡︎□2021年記述 中国EV発火事件

➡︎□韓国LGのバッテリーが発火しリコールとなった現代とGM

➡︎□テスラ過去の上海、香港での発火事件

→□これはオーナーが悪いアウトランダーPHEV全焼事件

➡︎□三菱アウトランダーPHEV発火リコール
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