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アウトランダーPHEV乗りのブログです(自称 発売以来PHEVを最も長く乗り続けている男の1人)

日産、ルノーEV新会社へ出資検討 アライアンス改革も

ルノー日産三菱のアライアンスにおいて
ルノー日産間で大きな交渉が行われました。



【パリ=北松円香】仏ルノーと日産自動車、三菱自動車の3社連合は10日、ルノーが設立準備中の電気自動車EV)新会社に日産が出資を検討すると発表した。仏メディアはルノーから日産への出資比率を43%から15%に引き下げる可能性もあると報じており、声明は「持続可能なアライアンス(連合)に向けて構造改革を推進する」とした。
ルノー日産三菱アライアンス 電動車両に3兆円

ルノーのルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)がこのほど訪日し、日産の内田誠社長と会談。新会社への出資や日産への資本関係の見直しを議論したとみられる。
日産自動車 新経営陣 CEO内田 グプタ
(日産経営陣)
仏ルノー ルカ デメオCEO
(ルノーテメオCEO)
声明では、ルノーと日産が「連合の協力関係と未来の強化」を引き続き推進するためにいくつかの点で議論を進めているとした。日産によるEV新会社への出資のほか、「連合の運営とガバナンスを持続可能なものにするための構造改革」や「市場、製品、技術について戦略的な共同事業に関する合意」も検討しているという。

仏経済紙レゼコーは9日、ルノーが日産への出資比率を引き下げも視野に検討を始めたと報じた。現在43%の出資比率を、日産によるルノー株保有比率と同等の15%に引き下げる可能性もあるという。ルノーの筆頭株主である仏政府も資本関係の見直しについては反対していないとしている。

日産とルノーの日仏連合は1999年、経営不振に陥った日産へルノーが約37%を出資し、救済したことから始まった。連合発足当時から「対等の精神」が強調され、経営の重要事項に関する「改定アライアンス基本契約(RAMA)」を結ぶなど、事実上、事業運営では対等の関係を築いてきた。

ただ、両社のCEOを務めたカルロス・ゴーン被告が逮捕された後の2019年ごろに、フランス政府の意向を受けたルノーが日産に対して経営統合を打診。従来の対等の精神をないがしろにし、強引に統合を進める内容だったため、日産側が抵抗。白紙に戻った経緯がある。

その後、いびつな資本関係を見直す「リバランス」の必要性が認識されてきた。日産にとっては20年以上にわたる不平等な関係を是正する機会となる。
➡□元記事に



さらに続報です。



仏自動車メーカーのルノーは協業相手である日産自動車への出資比率を引き下げる協議の最終段階にあり、今週中にも合意に達する見通しだ。これにより、20年以上にわたる両者の関係が再構築されると同時に、ルノーが進める電気自動車(EV)事業分離への道が開かれることになる。事情に詳しい関係者が明らかにした。


  先週に大まかな詳細を詰め、ルノーと日産は法的拘束力を持たない契約を結ぶ準備ができていると、公にされていない情報だとして匿名を条件にこの関係者が述べた。11月15日に東京での正式発表を予定しているが、複数の関係者によると、議論は現在も進行中で、今後遅れが発生するか、あるいは破談となる可能性も残る。
ルノー  「4EVER TROPHY」キャトル EV
(パリモーターショーに登場のルノーキャトルEV)➡︎□ルノーキャトル「4EVER TROPHY」の過去記事に
  合意内容は先週明らかになった通り、ルノーによる日産への出資比率を現在の約43%から時間をかけて15%まで減らすことになる見通し。一方、日産はルノーが設立を準備しているEV新会社に5億-7億5000万ドル(約740億-約1115億円)を出資する。

  日産は販売台数など事業規模でルノーを大きく上回るが、資本関係ではルノーが圧倒的な優位に立っている。今回の決定で両社に長年のあつれきをもたらしてきた不平等な関係が是正される可能性がある。

  関係者の一人によると、日産はEV新会社への出資を決めた場合、中国にある現金も活用する予定。ルノーが別の条件を持ち出したり、ルノーの主要株主であるフランス政府が妨害を試みたりした場合、日産は交渉の席を離れる可能性もあるという。
➡□元記事に




ルノー日産三菱アライアンスにとっては、大きなターニングポイントです。
一見、個々の強みを活かした平等な連邦制にように見えますが、
出資構造から見ると、
仏政府も入ったルノー>日産>三菱
といういびつな力関係が垣間見えます。

これがルノーのEV新会社に日産三菱が出資することで、
徐々に対等な関係に移行することができれば、健全なアライアンスに
なっていく気がします。
新型アウトランダーPHEVで初めて三菱オーナーになられた方は、
是非一度
2016年三菱燃費不正事件による経営危機
同日産傘下での再生が決定
ゴーン氏によるルノー日産三菱アライアンスのスタート
2019年ゴーン氏逮捕
ゴーン後のアライアンススタート
ルノーEV新会社構想
そして今に至る
の流れを、一度たどってみてはいかがでしょうか?

ポイントとなる過去記事のリンクを下に新しい順に貼っています。

15日の公式発表を待ちましょう。

<追記>
2019年の話ですがこんな事もあったらしいです(出所 共同通信)


日産自動車がフランス大手ルノーによる実質支配から脱し、三菱グループに合流する方向で2019年9月に各社首脳がいったん合意したことが5日、分かった。ルノー保有の日産株の一部を三菱商事が取得して新会社を設立し、日産と三菱自動車がその傘下に入る構想だったが、発表寸前に日産トップの失脚で頓挫した。ホンダへの提携打診も検討され、日産、ホンダ、三菱自でトヨタ自動車やドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)など世界最大規模のグループに対抗する「幻の大連合」が実現する可能性もあった。
 当時構想に携わった日産の元経営首脳などが明らかにした。


ルノー 日産 三菱アライアンス

➡□ルノーEV新会社への出資を日産三菱に要請

ルノーEV メガーヌ「E-TECHエレクトリック」デメオCEO

メガーヌ「E-TECHエレクトリック」デメオCEO

➡︎□ルノーのEV発売計画

ルノー日産三菱アライアンス2020

➡□2020アライアンス記者会見

ルノー日産三菱新アライアンスオペレーティングボード

➡□ルノー日産三菱ゴーン後のアライアンス体制2019

ルノー日産三菱アライアンスの行方


→□ルノー日産三菱アライアンスの構図

ルノー日産三菱アライアンス

➡□2017年ルノー日産三菱3か年計画

カルロスゴーン氏 日産三菱のルノー子会社化否定

➡□ゴーンさんが三菱に2000お下した理由とは2016

孫悟空 御釈迦様



➡□日産傘下になった時の個人的に前向きな理由

三菱 日産傘下に

➡□衝撃の三菱日産傘下に2016年

名こそ惜しけれ

➡︎□三菱痛恨の燃費不正事件
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