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PHEV ブログ

アウトランダーPHEV(2013年新発売時 初号機)乗りのブログです

アウトランダーPHEV デザインの決定プロセスがわかるモーターファン別冊「アウトランダーのすべて」

アウトランダーPHEVのデザインについては、賛否両論さまざまです。
特にコンセプト-Sが発表されたので、またデザイン論が再燃の予兆です。
自分も一昨年このクルマの実車を見ないで予約したので、そこが
非常に悩んだところです。(今となっては、実はシンプルで飽きにくいところが
結構気に入っているのですが)

さて、
このクルマ、本来はモーターショーでは「PX MiEV」というコンセプトカーとして
開発されていたのですが、三菱のSUV戦略上、ヒット車となった「アウトランダー」
のガソリン仕様「ガスランダー」と一緒の車体にするという制約があり、
「ガスランダー」の発売以来の大幅モデルチェンジと、世界初の2モーター4WD
PHEV車の開発という2テーマを同時に追う事になっていたわけです。

初代アウトランダーに乗っていた自分は、当初単にモデルチェンジを楽しみにして
いたわけで、実は「PX MiEV」は「次期アウトランダー」のデザインの方向性という
意味でしか眼中にありませんでした。
そしてモーターショー流出写真を見てこれはいいのでは!と期待していたところ
ガスランダーのショーモデルの実車写真を見てガックリきたわけです。
「どうしてこうなってしまったのか?」と、、、
正直このデザインでアウトランダーのリピートはやめようかと思いました。
(当時はマツダCX-5のデザインを魅力に思いました)そこで、2012年10月の
「ガスランダー」の実車を見てから決めようと思い、実車を見たら
「写真よりも良かった」のが本音です。
アウトランダーPHEV デザイン決定プロセス

このクルマ写真映りが良くないです(よく言えば悪い角度があります)。
特にフロントの造形が角度によっては不恰好に見えて、全方位美人のクルマに
比べるとユーザーの好みが狭いのは認めます。
(当初カバ、カピバラ、首を固定するギブスを巻いているみたい等さんざんでした)
アウトランダーのデザイン決定までのプロセスが
「アウトランダーのすべて(モーターファン別冊)」に載っていますので部分転載させて
いただきます。(PHEV発売前にくいいるように見たのを思い出します)
アウトランダーPHEV デザイン決定プロセス
ショーカーである「PX MiEV」のデザインが好評であったというのは認めながら、これを
基本に別の案も含めてブラッシュアップしていった苦労がわかります。
やはり「ガスランダー」開発陣側から見たら「初代アウトランダー」の良さを継続したい」
世界初の電動SUV開発陣から見たら「環境などを考慮した先進感あるものにしたい」という
葛藤があったのではないかと推察されます。 
三菱伝統のRV感 VS 次世代のEV路線とのせめぎあいでしょうか。
アウトランダーPHEV デザイン決定プロセス

特に対抗案として最後まで、後方のピラーの倒れ方等、初代アウトランダーの良いところを
残した(C2)案が検討されていたのは興味深いです。
結果は「PX MiEV」の流れをくむ(B1)案に決まったのです。
この段階で既に「今後のアウトランダーのイメージ」は
「ガスランダーではなくPHEV」という本質的なジャッジ
がされていたとも言えるでしょう。
アウトランダーPHEV デザイン決定プロセス

空気抵抗、車体の軽量化、大型リチウムイオンバッテリーを搭載するという
PHEVとしての制約を実現しながらガソリン車としても転用するデザインを考えるという
工業デザイナーとしてのご苦労が推察されます。
そしてもう一つはバッテリー等を積むのでどうしてもコスト高になってしまうのを
手が出るレベルまで引き下げる努力があったものと思います。
(この辺がBMWが「i8」を平気で1000万円以上にしてしまうのとは思想が違います)
残念ながらこの最終チューン段階でショーモデルのカッコよさが失われて
しまったのは惜しまれます。(➡□フロントデザイン過去記述へ
アウトランダーとPX MiEV
さておき、クルマの性能自体の評価が上がってくると不思議とデザインの不満の声が
減ってきている気もします。内容(機能イメージ)が外観のイメージに影響するのは、名車の常です。
さて次期アウトランダーのデザインに注目です。

➡□アウトランダーPHEV コンセプトS
➡□アウトランダーPHEV北米仕様
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