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アウトランダーPHEV乗りのブログです(自称 発売以来PHEVを最も長く乗り続けている男の1人)

「BMW のEV」への理解が深まる 日経ビジネス記事の「i3」開発プロセス

「i8」発売で盛り上がるBMWのEVですが、「BMW i3」開発のプロセスが
日経ビジネスに載っていたので、エッセンス紹介します。
簡単に言うと今までのBMWのクルマ作りとは、まったく別の今迄のBMWの常識に
とらわれない「EV開発プロジェクト」によって行われたそうである。
MINIのEVによるテストでEVの可能性に確信を持ったBMWトップの強力な
推進のもとに、「まずはEV参入ありき」で開発を開始。BMWのこだわる「走り」を
追求したところ、思い切った軽量化「炭素繊維の採用」に踏み切ったということである。
90年代SUVブームの時に、既存のワゴンに大きなタイアをくっつけて無理に
SUVにしたところ自慢の「走り」に不備が出て作り直した「X5」の失敗を、かなり反省して
EVでは根底からクルマつくりを変えたとの事である。
BMW i8 factory
「i8」のドイツ、ライプツィヒ工場での組み立てライン。右上が米ワシントン州の炭素繊維工場。
BMW i8
EV生産のために車体重量を減らして、BMWこだわりの走りを実現するために
世界最大の炭素繊維工場を、米ワシントン州のBMWモーゼスレイク工場に
600億円近くを投資して建設。
日本の三菱レーヨンから原料を調達してアメリカで蒸焼き(大量に使う電気が水力で
CO2排出を減らしてまかなえる配慮だとか)自動車車体用の強い炭素繊維に。
それをドイツに持ち込んで炭素繊維強化プラスチック部品に加工。
最終的には部品をBMWライプツィヒ工場で組み立てられるのだという。
うーん流石グローバル企業ですね。
世界中にモノが動いてますね。
ニッポン発ドイツ仕上げの車体な訳です。
BMWi8
BMWi8
以下は参考まで「i8」のスペックをつけておきます。



公式HPより
「eDrive」モードでは、ニュー BMW i8は電気モーターのみで駆動。
その一方、「ハイブリッド」モードでは、電気モーターとガソリン・エンジンという
2つの駆動力を精緻に制御します。
最高出力96kW〔131ps〕を発生する電気モーターはフロントに搭載。
リヤには、最高出力170kW〔231ps〕、最大トルク320Nm[32.6kgm]を発生する
1.5ℓ 3 気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載しました。
ガソリン・エンジンと電気モーターという、2つのパワーで4輪を同時に駆動
することができるため、走行状況に応じて、前輪駆動システム、後輪駆動システム、
または4輪駆動システムならではの魅力が得られます。
4輪駆動システムは最高速度250km/hを発揮し、その真価を見せ付けます


BMWコメント転載
「i8にはほかにはない特徴が3つあります。一つ目は460mm以下という極めて
低い重心で、現行スポーツカーの『Z4』よりも低い。
二つ目は車重。このサイズで1.5トン以下というのはあり得ない。
そして三つ目は『ヨー慣性モーメント(ボディーを左右に回したときの回りにくさ)』で、
これも圧倒的に小さい」



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